単焦点レンズの素晴らしき世界 - OLYMPUS M.ZUIKO PREMIUM LENS - スナップ写真レビュー
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皆さんは、単焦点レンズをお持ちですか?
単焦点レンズって、何だかちょっと面倒くさい・・・キットで買った標準ズームレンズがあるからとりあえず必要ないという方もいらっしゃると思います。
今回は、標準キットのズームレンズをお使いの方にもおすすめ!OLYMPUSのシャープさと柔らかいボケが楽しい高画質単焦点レンズの魅力についてご紹介したいと思います。 - 
      

M.ZUIKO DIGITAL ED
12mm F2.0 - 
      

M.ZUIKO DIGITAL
25mm F1.8 - 
      

M.ZUIKO DIGITAL ED
30mm F3.5 Macro - 
      

M.ZUIKO DIGITAL
45mm F1.8 - 
      

M.ZUIKO DIGITAL ED
60mm F2.8 Macro 
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レンズ名 特長 最短撮影距離 画角 M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 広角レンズなので、風景撮影や旅行向きです。 0.2m 84.1° M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 標準レンズと呼ばれる画角でスナップ向き(視野に近い) 0.25m 46.8° M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro マクロ撮影ですが、周りの雰囲気を撮り込めるレンズ 0.095m 39.7° M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 中望遠レンズですのでポートレートレンズ向き 0.5m 27.0° M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro 望遠領域マクロですので拡大写真がおすすめ 0.19m 20.4°  
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人間の視野に最も近いのは、M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 レンズの46.8°の画角です。
上記のように色々な単焦点レンズがありますが、表で画角の違いを比べても、どれを使ったらいいのかわからない・・・という方のために、
実際にレンズの撮り比べに行ってきました! 
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レンズによる画角の違い
 
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撮影場所は、コスモスが見頃の国営昭和記念公園です。
紅葉も少しずつ始まった10月下旬。
青空の中、最初に訪れたのは『水鳥の池』。
水面に映る木の影が印象的な撮影スポットです。
カメラはOLYMPUS OM-D E-M5 Mark III を使用。
絞りは開放で撮影しています。 
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F1.8 1/2000秒 ISO200 露出補正±0 焦点距離45mm
 
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水鳥の池
 
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『自分の見た目に近いレンズ』
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
F1.8 ISO160 露出補正-0.7 焦点距離25mm 
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『日常のスナップ撮影もできるマクロレンズ』
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
F3.5 ISO200 露出補正-0.7 焦点距離30mm 
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『美しい背景ボケを楽しめるレンズ』
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
F1.8 ISO200 露出補正-0.7 焦点距離45mm 
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花の丘
 
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秋風に吹かれ、色とりどりのコスモスが美しく咲いている花の丘。
10月下旬に訪れたので、センセーションという名前のコスモスが見頃でした。約400万本ものコスモスが約1万uの丘に広がる花畑は圧巻。
丘の上から眺めるコスモス、下から見上げるコスモス。
撮る場所によって、様々な表現を楽しむことができます。 
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F4.0 1/2000秒 ISO200 露出補正±0 焦点距離30mm
 
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三脚を立てて同じ位置からレンズ交換のみをして撮影(AFは画面上部に固定。絞りは開放。Aモード ISO オート)しました。
 
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12mm F2.0
 
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17mm F1.8
 
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25mm F1.8
 
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30mm F3.5
 
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45mm F1.8
 
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60mm F2.8
 
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一目瞭然!使用するレンズによって、画角がかなり違うのがおわかりいただけましたでしょうか?
続いては、レンズによる背景のボケ方の違いを比べてみました。 
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レンズによる背景のボケ方の違い
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OM-D E-M5 Mark III+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ(F3.5 1/400秒 ISO200 露出補正+0.7 焦点距離14mm)
 
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上記の写真は、カメラをご購入された時に一般的に同梱されている M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ ズームレンズで撮影したものです。
普段、このレンズをお使いの方も多いのではないでしょうか。 - 
      
電動ズーム機能を備えた、オールインワンの多機能レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
 
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M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 28-84mm相当(35mm判換算)は、抜群の携帯性を誇る世界最薄*電動式パンケーキズームレンズ です。
小型ながらも7群8枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、スーパーHRレンズ1枚)の高性能レンズにより、ZUIKOクオリティーに相応しい高画質を提供します。動画撮影時に活躍する電動ズーム機能を備えた、オールインワンの多機能レンズです。
* 沈胴時の厚さ。ミラーレスカメラ用標準3倍ズームレンズにおいて。2014年1月29日現在、オリンパス調べ 
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M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
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焦点距離 42mm
シャッター速度 1/125秒
絞り値 F5.6
露出補正 +0.7
ホワイトバランス オート
仕上がり Natural
ISO感度 200 
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こちらのズームレンズでも十分綺麗に撮影できるのですが、これからご紹介する単焦点レンズはこのレンズとはまたひと味違います。
背景のボケ方にご注目ください! 
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キットレンズと単焦点レンズの背景のボケ方の違いはおわかりいただけましたでしょうか?
写真の好みは人それぞれですが、美しくにじむ背景は、被写体を引き立てるように浮かび上がらせる感じがして、とても素敵ですね♪ 
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引きで撮る?寄せて撮る?
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どこにピントを合わせるかで同じレンズでもこんなに印象の違う写真を撮影することができます。
どちらの写真も 45mm F1.8レンズ、全てAモード(絞り優先)、手持ちで撮影をしています。 
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シャッター速度1/8000秒 絞りF1.8 露出補正+0.3 AWB ISO160
 
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シャッター速度1/8000秒 絞りF1.8 露出補正+0.3 AWB ISO200
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単焦点レンズ1本でも、
自分の好きな構図で撮ることができるんですね。 
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F値による背景のボケ具合の変化
 
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45mm F1.8開放
 
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45mm F4.0
 
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45mm F5.6
 
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同じ単焦点レンズでも、絞りによって背景のボケ具合が変わり、写真の雰囲気も変わります。
F値が小さいとより背景がボケ、F値が大きくなるにつれて背景のボケ具合が少なくなるのがわかりますね。
キットレンズよりF値が小さい単焦点レンズは、より表現の幅が広がると言えるでしょう。 
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いろいろな構図で比較
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実際に色々なシチュエーションでレンズを変えて撮影してみました。レンズによって同じお花でもだいぶ印象が変わってきますね。
 
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30mm F3.5 Macroレンズ使用(f3.5 1/1250秒 ISO200)
 
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60mm F2.8 Macroレンズ使用(f2.8 1/1250秒 ISO200)
 
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25mm F1.8 レンズ使用(f3.5 1/2000秒 ISO200)
 
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60mm F2.8 Macroレンズ使用(f3.5 1/1600秒 ISO200)
 
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まとめ
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単焦点レンズは、ズームレンズと違って、自分の足を使ってベストポジションを探して撮影しなければならないということがよくわかりました。
ちょっと面倒かな・・・と思っても、キットレンズと比べて写真の画質が違い、かなり面白いと思います。
やっぱり何と言っても、この画質の違いが単焦点レンズの最大の魅力ではないでしょうか。
単焦点レンズ一本でも、絞りやピント位置によっていろいろな表現の幅があるのにも驚きました。
難しいことを考えず、被写体に合わせて、焦点距離の違う単焦点レンズをいろいろと試してみたくなりますね。
とにかく単焦点レンズに挑戦してみてください。きっと新しい表現に出会えるはずです。
標準キットレンズに物足りなさを感じたあなたにおすすめ!
今日はこの1本と撮影に出かけよう!どんな写真が撮れるかワクワクしますね。 
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