オールドレンズ風の描写が楽しめるレンズ smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic 実写レビュー
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オールドレンズ風の描写が楽しめる大口径標準レンズ
smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic 実写レビュー! -
2023年6月9日に発売する『smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic』 は、往年のオールドレンズ、PENTAXスクリューマウント時代のSuper-Takumarで評価されている「虹色フレアー」をKマウントAFレンズで再現したレンズになります。
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太陽のフレーミングにより虹色フレアーの入れ方を楽しめるレンズで、このフレアーはF2以上に絞る事で消すことも可能です。
(画面がクロップされるAPS-Cセンサーを使うカメラでは虹色フレアーは発生しにくい傾向にあります)
条件が整えば「虹色フレアー」が出る仕様となっており、オールドレンズを探すのが苦手という方にはぴったりの1本です。
使っていると、太陽だけでなく、車のヘッドライト等いろいろな光源を試してみたくなります。
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レンズのコーティングは、smc FA50mm F1.4 とは異なり、邪魔なゴーストを抑制し、味わい深いゴーストをあえて強調するようにレンズ各面のコーティングがチューニングされてるとのことで、このあたりが単なるオールドレンズとは一線を画す『新製品』ということでしょう。
もちろん太陽を入れず「虹色フレアー」無しで撮影することもできます。
では早速、天気の良い日にKシリーズ35ミリフルサイズデジタル一眼レフカメラ PENTAX K-1 Mark II と、話題の新製品 モノクローム専用デジタル一眼レフカメラ K-3 Mark III Monochromeでモノクローム撮影をしてきたのでご覧ください。
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デジタル一眼レフカメラ PENTAX K-1 Mark II
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入道雲の立体感が素晴らしい
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カスタムイメージ風景、絞りF8、シャッター速度1/800秒、露出補正±0、ISO感度100、AWB、フリンジ補正無
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涼しげな一枚になりました
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カスタムイメージ雅、絞りF2.2、シャッター速度1/8000秒、露出補正+0.7、ISO感度100、AWB、フリンジ補正強
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虹色フレアーを入れてハナミズキを撮影
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カスタムイメージナチュラル、絞りF1.4、シャッター速度1/6400秒、露出補正+1.3、ISO感度100、AWB、フリンジ補正強
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F8で撮影。表面感、立体感がよく描写されています
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カスタムイメージナチュラル、絞りF8、シャッター速度1/800秒、露出補正-0.7、ISO感度100、AWB、フリンジ補正無
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虹色フレアーは日が傾いた時間帯が撮影しやすいです
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カスタムイメージほのか、絞りF1.4、シャッター速度1/160秒、露出補正+1.0、ISO感度100、WB曇天、フリンジ補正強
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モノクローム専用デジタル一眼レフカメラ K-3 Mark III Monochrome 撮影
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APS-Cでもリング状のフレアーは発生しました
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カスタムイメージハード、絞りF1.4、シャッター速度1/6400秒、露出補正±0、ISO感度200
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休日の丸の内の一コマ
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カスタムイメージスタンダード、絞りF4.5、シャッター速度1/320秒、露出補正-0.3、ISO感度200
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切撮りのスナップにちょうど良い画角です
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カスタムイメージナチュラル、絞りF1.4、シャッター速度1/6400秒、露出補正+1.3、ISO感度100、AWB、フリンジ補正強
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少し絞って接写。質感出ています。ボケもきれいです
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カスタムイメージナチュラル、絞りF8、シャッター速度1/800秒、露出補正-0.7、ISO感度100、AWB、フリンジ補正無
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柄のインパクト大 F8まで絞って撮影
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カスタムイメージスタンダード、絞りF8.0、シャッター速度1/800秒、露出補正-1.0、ISO感度400
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変形ガウスタイプのレンズ特有の「絞りによる描写の変化」が楽しめます。
また、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは円形絞りを採用しているので、きれいな玉ボケにもなります。
絞り開放付近で発生する「パープルフリンジ」は、カメラ内RAW現像やRAW現像ソフトDCU5の「フリンジ補正」機能でほぼ解決♪
1/16に減光するNDフィルター(目の保護、露出オーバー対策)も付属し、まさに「至れり尽くせり魅力度満点の50mmレンズ」と言えるでしょう。