家庭用Wi-Fiルーターを業務用で使うとリスクやデメリットだらけなのでご注意を


  • ノートPCやスマートフォン、モバイル端末の普及にともない「Wi-Fi」というワードもすでに一般的に知られるようになってきました。
    そんなWi-Fiがご自宅やオフィス、店舗で手軽に使用できるWi-Fiルーターは「Wi-Fiアクセスポイント機能」と「ルーター機能」を両方備えた手軽にWi-Fi環境が構築できる便利な機器です。でもそれには「業務用」と「家庭用」の2つのタイプが存在することはご存知でしょうか?

    SOHOや小規模オフィスで、家庭用のWi-Fiルーターを使用している法人様はいませんか?「Wi-Fiが使えるようにする」というWi-Fiルーターの概略は業務用も家庭用も同じですが、家庭用はあくまでホームユースで作られており、ビジネスユースでの利用には多くのリスクとデメリットが存在します。業務用と家庭用の違いをしっかり押さえて、業務に欠かせないオフィスのWi-Fi環境構築には家庭用ではなく業務用を選ぶことが重要です。


  • バッファローが業務用をおすすめする「4つの理由」


  • ※おもにバッファローの業務用Wi-Fiルーター「VR-U300W」と、家庭用Wi-Fiルーター「WSR-1800AX4Sシリーズ」の比較を例に説明します。


  •  @ 【業務を止めない】業務用は保証期間が長くサポートも充実で安心!



  • 標準メーカー保証期間は、業務用が5年間*であるのに対し、家庭用は1年間しか付帯していません。
    加えて、業務用のみ最長7年間のオプション保守パック(別売)に対応しています。また、業務用・家庭用どちらもメーカーサポート窓口への問い合わせは可能ですが、業務用のみ別途用意された法人専用窓口にて、よりテクニカルなサポートを受けることが可能です。
    Wi-Fiルーターに限らず、通電する機器に故障やトラブルはつきものです。「安いから」「筐体のデザインが自分好みだから」といった理由で家庭用Wi-Fiルーターを業務利用すると、サービスレベルの低下、機器の修理や入れ替えによるコスト増など、かえって費用がかかってしまうケースも少なくありません。
    Wi-Fiは「インフラの一つとして業務に不可欠なもの」であり、故障時のダウンタイムは業務に大きな影響を与えるため、ビジネスユースでは長期間利用も安心な業務用を選ぶことが結果的に賢い選択につながります。

    *標準保証3年間、Web上の5年保証登録により2年延長



  •  A 【ストレスフリーな通信】業務用は多台数同時接続でも安定通信!



  • 業務用は多台数接続を前提に設計されているため、約40台の同時接続でも快適に通信が可能です。
    一方、家庭用の推奨同時接続台数は業務用よりも少なく、接続台数が多くなるほど通信が遅延し業務に支障をきたす恐れがあります。テレワークの普及で増えたWeb会議を大人数で安定して行うには、推奨同時接続台数の多い業務用Wi-Fiルーターの導入が最適です。



  •  B【情報漏洩リスク対策】業務用はセキュリティーレベルが高い!



  • 業務用・家庭用どちらも、WPA2/WPA3など通信内容の暗号化で安全性を高めています。
    でも「家庭用はあくまで家庭利用前提のセキュリティー」であり、ビジネスユースの場合は「企業の機密データをしっかり守る情報漏洩リスク対策のためのより強固なセキュリティー対策」が不可欠です。仮にこれを怠ってしまった場合、セキュリティー対策の不備を指摘され、最悪企業の信用問題に発展しかねません。
    業務用ではIEEE 802.1X認証など、さらなるセキュリティー機能で安全なWi-Fi環境を構築することが可能です。



  •  C【管理工数を削減】業務用は遠隔管理で機器管理者の負担を大きく軽減!



  • 業務用では無料リモート管理サービス「キキNavi」や、別売のネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」に対応しています。これにより、機器の稼働状況の監視、メンテナンス用の簡易操作などがインターネット経由で遠隔可能になります。
    トラブルによる現場訪問を減らし、機器管理者の負担を大きく軽減できるため、特に販売店、システム保守・管理会社において享受できるメリットは計り知れません。(家庭用は遠隔管理ができないため、エラー状況確認やメンテナンスには現場対応が必須です。)



  • バッファローおすすめ業務用Wi-Fiルーター



  • 主な仕様


  • ● WANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子を1ポート搭載
    ● LANインターフェースとして1000BASE-T対応LAN端子を4ポート搭載
    ● WANプロトコルとしてIPoEをサポート
    ● IEEE 802.11ax/ac/n/a/g/b準拠
    ● 2.4GHz帯2×2MIMO、2ストリーム、5GHz帯2×2MIMO、2ストリーム
    ● 無線端末最大接続台数 128台/Band(理論値)
    ● 拠点間VPN(IPsec)対応
    ● リモートアクセスを可能にする「L2TP over IPsec」をサホ?ート(ファームウェア Ver.1.01以降で対応)
    ● VLAN対応
    ● SNMPによる管理機能を搭載
    ● リモート管理サービス「キキNavi」(無償)、またはネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」(別売)で管理可能



  • 業務用Wi-Fiルーター「VR-U300W」と家庭用Wi-Fiルーター「WSR-1800AX4Sシリーズ」の比較表




  • ※1 標準保証3年間、Web上の5年保証登録により2年延長
    ※2 拠点間VPN接続とリモートアクセスVPNの同時接続台数(対地数)の合計
    ※3 WindowsパソコンおよびMac
    ※4 iPhoneおよびAndroid搭載スマートフォン(Android 12は非対応)
    ※5 非対応の設定項目あり
    ※6 「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」ソフトウェアバージョン4.4.14以降へのアップデートが必要


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