文部科学省は2017年2月、小学校の学習内容を定める「学習指導要領」の改定案を公表しました。新しい学習指導要領では、これからの社会に必要な「プログラミング的思考」を育むことを目的に、小学校でのプログラミング教育が必修になります。新学習指導要領は2020年度から全面実施で、各学校の判断で2018年度から先取りも可能です。
高等学校教育、大学教育、大学入試の一体改革を進める「高大接続改革」が本格化しています。この一環で、高等学校では「高等学校基礎学力テスト(仮称)」が始まります。このテストは、パソコンを利用して回答することを検討しています。このため、パソコンの操作スキルの違いが得点差に結びつく可能性があります。テストの試行実施は2019年度から始まります。また、2017年4月に小学校6年生になる児童が高校3年生になる2023年度からは、大学入試でのテスト結果の利用も始まる予定です。
現在の「大学入試センター試験」に代わって、2020年度から「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が始まります。新テストは、記述問題を導入するのが特長です。また、2024年度以降に、パソコンを使って回答する仕組みにすることを目指しています。こうなると、パソコンを使って記述問題を回答することになるため、キーボード入力の速度が大学入試の成績に関係するようになります。
いま「パソコンが使えること」は、子供にとって重要なスキルの1つに!
プログラミングを始める際に、まず必要になるのがパソコンです。ですが、パソコンといっても種類はいろいろ。どんなパソコンでもいいというわけではありません。子供が使うものだからこそ、ディスプレイやキーボードへのこだわりが大切になります。また、安心してパソコンを使わせるためのソフトやサポートも見逃せません。
どんな機能・特長が必要なのか、プログラミングに最適なパソコンをみてみましょう。
・画面が大きく明るい。長時間画面を見ながらプログラムを考えていても、疲れにくい。
・視野角が広く、親子で画面を覗きやすい。親が子供に教えながら使える。
・持ち運びやバッテリー性能を重視したものは、画面が小さく見にくい。
・画面自体が小さめで、文字なども小さめ
・キーストロークが深め。子供でもタイプミスが少なく疲れにくい。
・力の弱い子供でも確実に打てる。
・キーストロークが薄く、打感がない。疲れやすく、慣れていないとタイプミスも多くなる。
・マウス操作に慣れていない子供でも、直感的に操作できる。
・タブレットのアプリを開発するときに便利。
・タッチ操作に対応したプログラミング教材もあるので、学習の幅が広がる。
(機種による)
・プログラムは「音」を出すことが多いため、スピーカーの音質は意外に重要。
・プログラムが出す音に幅が広がり、良い音を出すプログラムを作りやすくなる。
・機種にもよるが、音質を重視していないものもある。
・子供が正しい日本語を身につけられる。変換が優秀な「ATOK」を使えば、漢字を誤って学ぶ可能性が減る。
・変換が優秀なATOKを標準装備していないものが多い。
・子供用のアカウントで安心して子供にパソコンを使わせられる。
・3年間利用できるウイルス対策ソフトが付いており、プログラミングが上達するまでずっと安心。
・ウイルス対策は体験版が多い。