こんなに簡単!手持ちでイルミネーション撮影。きれいに撮れるコツお教えします
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\ 冬といえば、イルミネーション! /
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街中あちこちでライトアップされ、
凍てつく寒い夜も煌めく灯りがホッと気持ちを和ませてくれます。 -
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『わぁ〜、綺麗なイルミネーション!撮っておこう!』
カシャッ。
あれ? 思ってたのとなんか違う・・・
皆さんは、そんな経験ありませんか?
クリアすぎて、輝くようなイルミネーションを上手く表現できないんです。
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スマートフォンなら専用アプリや加工で表現することもできますが、その場でアプリを落として加工するのも何だか面倒。
せっかくのミラーレス一眼カメラでも、
『確かに綺麗なんだけど・・・そのままだよね?』という面白みのない写真に。。残念(TT) -
でも、大丈夫!
オリンパスのカメラは、ちょっとしたコツで綺麗なイルミネーション撮影ができるんです!!
今回はその方法を教えていただきました。 -
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使用したカメラとレンズ
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手ぶれ補正に強い小型・軽量と高画質を兼ね備えたマイクロフォーサーズシステム規格準拠のミラーレス一眼カメラ
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OLYMPUS
OM-D E-M1 Mark III ボディー
ミラーレス一眼カメラ -
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『OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III』と一緒に使用すると、5軸シンクロ手ぶれ補正で最大7.5段という世界最強*の補正性能を実現した高倍率ズームレンズ
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OLYMPUS
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
/ 24-200mm相当(35mm判換算) -
* 2020年11月現在
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今回教えていただくのは、手ぶれに強いオリンパス「OM-D E-M1 Mark III」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」レンズだからこそ撮れる写真です。手ぶれしやすいスマホでは撮れないような写真が簡単に撮影できちゃいます。
三脚を使わずに、手持ち10秒のスローシャッター撮影ができる方法もあるそうで、とっても楽しみです。 -
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ホントに手持ちで10秒なんて撮れるの?!
どんな写真が撮れちゃうの??ワクワクしてきますね♪(^^) -
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撮影に訪れたのは、東京都稲城市にあるよみうりランド。
650万球の宝石色の輝きにつつまれた『ジュエルミネーション』
一気にテンションが上がってきます。 -
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▼よみうりランド ジュエルミネーション
〜黄金と誕生石のRESONANCE〜
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その1. 露光間ピントずらしで、イルミネーションを大きく見せる
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オリンパス『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』レンズは、オートフォーカスからマニュアルへ、瞬時に切り替えができる『MF(マニュアルフォーカス)クラッチ機構』です。
このMFクラッチ機構を使って簡単に素敵なイルミネーションが撮影できます。
露光間にピントをずらし、光を大きく見せることができるんです。
ただのピンぼけ写真とは違い、真ん中に芯を残しつつ、ふんわりと優しい光を表現できます。
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まず、フォーカスリングを手前に引いて、オートフォーカスからマニュアルフォーカスへ切り替えます。
次に、シャッターを押してからフォーカスリングを少しだけ動かしピントをずらします。
フォーカスリングの動かし方次第で光のボケ方が異なります。
ピントをズラすのに1秒以上の時間が必要なので、シャッタースピードは1秒から4秒くらいがおすすめです。
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コレコレ!この方法を知りたかったんです。
ソフトフィルターを使用しなければ撮れないと思っていた写真が、露光中にピントをずらすだけで、
こんなに簡単にイルミネーションの光を大きく見せることができるんですね!
この方法さえ知っていれば、ただの『点』だったイルミネーションも、明るく柔らかい光の雰囲気を表現できそうです。
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教えていただいて撮影した写真がこちら↓
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うーん、もう少しぼかした方が良かったかなぁ?(^^;
最初からぼかして撮影すると全体的にボケてしまいますが、遠くにピントを合わせてシャッターを押してからフォーカスリングを回すと、一部分にピントが合って、イルミネーションだけを簡単綺麗にぼかすことができました。
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■失敗例■
リングを回しすぎるとこんな感じになります。
ちょっとのつもりがぼかしすぎちゃったり、
動かし方やぼかし方のセンスが問われるかもしれません。
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たったの3ステップで、こんなファンタジー世界を表現できるなんて、撮影していて楽しくなりますね!
見てるだけでも楽しいイルミネーション。
ちょっとしたテクニックを知るだけでさらにテンションが上がります。
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その2. 光の流れを表現する露光間ズーム
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ビーム光線が出ているような近未来的な写真。
こんな写真、どうやって撮るんだろう? -
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これは『露光間ズーム』といって、シャッターを押した後にズームリングを回すだけで撮影できる写真です。
シャッターを押して、ズームリングをWide→Tele (Tele→Wideも可能)へ回すだけ。やり方は至って簡単ですね。
シャッター速度を変えて、光の流れを色々表現してみましょう。
いろいろな面白い写真が撮影できますよ。 -
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【失敗例@】
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【失敗例A】
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露出オーバーで白トビしてしまいました。
絞り開放で撮影すると、イルミネーションが多い場所では露出オーバーとなり真っ白な写真になります。
絞り(F値)をF22に変更し、さらに、露出を下げて撮影してみました。
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【通常撮影】
焦点距離 50mm(35mm判換算)
シャッター速度 3.2秒
絞り値 F22.0
フォーカスモード S-AF
ISO感度 100
露出補正 ±0
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宇宙空間みたいな不思議な写真が撮れました。
普通に撮っても綺麗ですが、こんな風に面白い写真やカッコいい写真が露光間ズームを使って撮影できます。
人物を瞬間的に消せるので、人混みの中の撮影でも時間をかけずに撮影できるのもいいですね。 -
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シャッターを押した後に、歩きながら撮影した写真です。
すごい!こんな撮影方法もできるのかぁ。。
写真は止まって撮影するものという概念を覆されました。
こちらの写真はE-M5 Mark IIIで撮影していますが、E-M5 Mark IIIも強力なボディー内5軸手ぶれ補正機構が搭載されているので、歩きながらでも撮影可能なんですね。
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その3. 手持ち10秒のスローシャッター撮影
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スローシャッター撮影の方法は、シャッタースピードを遅くして、シャッターを押すだけです。
2秒、4秒、10秒など、お好きな速度でシャッターを押してみてください。
本当にできるんだろうか・・・一応、コツを聞いてみました。
『息を止めて、脇をしめてじっと動かない!それだけ』
え?それだけ・・・?
初めてでも撮れるから大丈夫!と言われたので、息が続くのか??と不安を感じながらも試してみることに。
ちょうど空中ブランコが動き始めますよ!とみんなが小走りで移動し始めたので、大急ぎで向かいます。 -
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ぐるぐる回転する空中ブランコ『ミルキーウェイ』
【通常撮影】
撮影モード M(マニュアル)
焦点距離 24.0mm(35mm判換算)
シャッター速度 1/1.3秒
絞り値 F22.0
フォーカスモード S-AF
ISO感度 2500
露出補正 ±0
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ここはせっかくだから、手持ち10秒で挑戦でしょ!と気合を入れて臨みます。
そして、撮影したのがコチラ↓ -
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やったぁ!私でも撮れました、撮れました!
息をこらえて、じーーーっと待ってるだけでカンタンに手持ち10秒のスローシャッター撮影ができました。
ちょっと空中ブランコが遠いかな?とは思いましたが、止まっちゃいそうだったので必死です。
ギリギリに撮影できましたが、いかがでしょうか?
ちなみに、手持ち4秒ではこんな感じです↓ -
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やっぱり近くで撮影した方が迫力ありますね。
こんなに簡単に手持ちでスローシャッター撮影ができるなんて驚きました。
光の動きのある乗り物を色々と撮影したくなります。機会があればいろいろと挑戦してみたいですね。
コツは、『息を止めて、動かない!』ですよ(^^)
本当に簡単に撮影できるのは、 手ぶれに強い オリンパス OM-D E-M1 Mark III と ED12-100mm F4.0 のレンズ だからこそ、ですね!
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その4.ファンタジーな世界!多重露出撮影
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『多重露出』という言葉を聞いたことはありますか?
『多重露出』とは、複数の写真を重ね合わせる撮影方法で、光り輝くイルミネーションをより幻想的に魅せることができます。
撮影をしながら合成する方法と、撮影した画像を再生モードで合成する方法の2種類があります。
今回は、撮影をしながら合成する方法に挑戦しました。
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多重露出撮影設定方法
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1.コマ数設定
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MENUボタンを押した後、
@撮影メニュー2 の[多重露出撮影] >Aコマ数を選択>B[2コマ]選択します。 -
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2.自動ゲイン補正設定 ※
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多重露出撮影メニューの[自動ゲイン補正]を選択して[ON]にします。
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自動ゲイン補正とは、重ね合わせる際の露出を補正します。
[ON] に設定すると、各コマの明るさを1/2にしてから合成します。
[OFF] に設定すると、各コマそのままの明るさで合成します。(露出オーバー気味になる) -
3.再生画+多重設定 ※
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多重露出撮影メニューの[再生画+多重]を選択して[OFF]にします。
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[ON] に設定すると、1枚目をすでに撮影されたカードに記録されているRAW形式の画像から選び、2枚目を撮影して重ね合わせることができます。撮影した画像は別の画像として保存されます。
今回はこちらの方法での撮影はしないので、[OFF]にします。 -
※2.[自動ゲイン補正]と、3.[再生画+多重]のデフォルトは[OFF]になっています。必要に応じて設定を変更してください。
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撮影イメージ
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イメージ@
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1枚目はピントを合わせて写真を撮り、2枚目はわざとぼかして丸ボケを重ね合わせると、キラキラとしたイメージになります。
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1枚目撮影
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2枚目撮影
※1枚目が透けて見えて構図を確認できます。
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できた写真がコチラ
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イメージA
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1枚目はピントを合わせて写真を撮り、2枚目はカメラを逆さまにして撮ると、反転画像のような写真が撮影できます。
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1枚目撮影
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2枚目撮影
※カメラを逆さまにして撮影
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できた写真がコチラ
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設定が難しそうだと思っていた『多重露出』ですが、意外と簡単に出来ちゃいました!
そして、教えていただいて撮影したのがコチラ↓ -
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同じ景色をぼかして重ねたり、全く違う景色を組み合わせたり、簡単に多重露出撮影ができました。
あとは自分のセンス次第!たくさん撮影して、キラキラのイルミネーションを自分なりにアレンジしてみてください。
こんな風になっちゃった!とか、奇想天外、摩訶不思議な面白い写真も撮れて楽しいですよ。
あまりのセンスの無さに落ち込むこともありますが。。(^^;
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上下逆さまのメリーゴーランド!?普通ではありえない不思議な世界。
オリンパス OM-D E-M1 Mark III なら、イルミネーションでこんな風に遊べます。
多重露出撮影にコツはありません。それくらいに誰でも簡単に撮れちゃうんです。
あなたなら、どんな写真を撮りますか?
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まとめ
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キラキラと輝くイルミネーション。
写真を撮ってもいまいちだから、目に焼き付けておくのが一番!なんて思っていましたが、イルミネーション撮影のコツを教えていただき、写真を撮るのがとっても楽しみになりました。
特別にどこか遠くへ出かけなくても、身近なイルミネーションでも試したい、簡単にできる撮影方法。
ちょっと寂しいイルミネーションでも、オリンパスのミラーレス一眼カメラ E-M1 Mark III なら楽しく撮影できそうです。
あえてボカしたり、重ねてみたり、動いたり!!
こんな幅広い撮影方法があるなんて思ってもみませんでした。テクニックを知らないって本当に損ですね。
イルミネーション撮影のコツを学んだあとは、あなたのアイデア次第。
芸術的な写真も撮れるカメラ、オリンパス E-M1 Mark III。もっといろいろと遊んでみたくなりました。
カメラって本当に楽しいですね(^^)
また次も撮りたくなる、そんな撮影会でした。 -
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