WEBカメラとして使ってみた!小型軽量ミラーレス一眼カメラ パナソニック LUMIX G100 実写レビュー
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前回の特集『Vlog撮影だけじゃない!静止画も綺麗に撮れるミラーレス一眼カメラ LUMIX G100 実写レビュー』で、静止画の素晴らしさについてお伝えした パナソニックの VLOGミラーレス一眼カメラ 『LUMIX G100』。
今回は、高画素 20.3M Live MOS センサーを搭載した『LUMIX G100』が、WEBカメラとして使用してみたらどうなるか?
カメラのライブビュー映像の様子をお届けしたいと思います。
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目 次
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1. WEBカメラ設定方法について
1-1. カメラのバージョンを確認してファームアップする
1-2. パソコンに「LUMIX Webcam Software」をダウンロード
1-3. パソコンとカメラを接続する
2. WEBカメラのライブビュー映像の様子
2-1. レンズの画角の違い
2-2. パソコン搭載カメラとG100の画質の違い - 人物をきれいに撮るモード -
3. こだわりの表現を可能にする撮影機能
3-1. フォトスタイル「L.モノクロームD」
3-2. クリエイティブコントロール 「ワンポイントカラー 」
4. GALLERY
5. まとめ
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1.WEBカメラ設定方法について
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『Zoom』や『Microsoft Teams』などを使ってオンライン会議やオンライン授業など、パソコンやスマートフォンを通じて画面を見ながら会話をする機会が一般家庭でも増えてきました。数年前では想像もつかなかった状況です。主にパソコンに搭載されているカメラで、オンライン会議などをされている方が多いと思いますが、ミラーレス一眼カメラがライブストリーミング/会議用ソフトウェアに対応しているのをご存じでしょうか?
パナソニック ミラーレス一眼カメラ 『LUMIX G100』(DC-G100)は、2020年11月24日のファームアップからWEBカメラとしても使用ができるようになりました! -
1-1. カメラのバージョンを確認してファームアップする
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まず、LUMIX G100のカメラボディのバージョンを確認します。
カメラボディの電源をONして、「MENU/SET」ボタンを押す。>「セットアップメニュー」からバージョン表示を選択 -
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表示されたバージョンが2020年11月24日に公開されたVer.1.1より低い場合は、アップデートを実施ください。
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アップデートの方法はこちら▼
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https://av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/download/index.html
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1-2. パソコンに「LUMIX Webcam Software」をダウンロード
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パソコンに下記のサイトからパソコン上でWEBカメラのように動作させるユーティリティーソフトウェア「LUMIX Webcam Software」をダウンロードしてください。
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LUMIX Webcam Software ダウンロードページはこちら▼
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https://av.jpn.support.panasonic.com/support/software/lumix_webcam/download/compatibility_lwc.html
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【動作環境】
対応OS Windows 10 (64bit)
macOS 10.13
macOS 10.14
macOS 10.15
CPU 1GHz以上のIntel CPU
搭載メモリ 2GB以上
ディスプレイ 1024 x 768 以上
ハードディスク インストールに必要な空き容量 Windows:200MB以上/Mac:10MB以上
インターフェース USB 3.0/3.1 ※USBハブやUSB延長ケーブルで接続した場合は、動作を保証しません。 -
《 ダウンロードに関する注意事項 》
本ソフトウェアをダウンロードするためには、対象モデルの製造番号が必要です。
あらかじめダウンロード前に、製造番号をご準備ください。
※製造番号は、デジタルカメラ本体部の底面に記載されています。
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1-3. パソコンとカメラを接続する
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カメラのバージョンアップと、パソコンにソフトウェアのダウンロードが終われば、あとは付属しているUSB接続ケーブルでパソコンとカメラを繋げるだけです。
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パソコンとカメラを接続すると、カメラのモニターが下記の表示になりますので、「PC(Webcam)」 を選択してください。
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次に、パソコン側のオンラインソフトのカメラ設定を「LUMIX Webcam Software」を選択してください。
※画像はZoomです。 -
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以上でWEBカメラの設定ができました。
ではいよいよWEBカメラの違いについて検証してみましょう。
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2. WEBカメラのライブビュー映像の様子
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2-1. レンズの画角の違い
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ミラーレス一眼カメラをWEBカメラとして使用する利点として、画角の調整ができる点があります。
LUMIX G100レンズキットの交換レンズ LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS12032)は、広角から標準域まで1本でカバーする、焦点距離24mm-64mm(35mm判換算)の標準ズームレンズです。 -
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これだけ画角が違うと、スペースの限られた狭い室内や1画面で二人同時に参加する場合など、状況に合わせてWEBカメラとして使用できますね。
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2-2. パソコン搭載カメラとG100の画質の違い - 人物をきれいに撮るモード -
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一番気になるパソコン搭載カメラとLUMIX G100の画質の違いはどうでしょうか?せっかくなのでシーンモードを使用して比較検証です。
サーフィンで一年中こんがり日焼けしているH専務。今回、撮影にご協力いただきました(^-^) -
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うっわぁ〜〜〜!!!一目瞭然、全然違いますね。
『シーンモード1:人物をきれいに撮る』も、『シーンモード2:人物の肌をきれいに撮る』も、どちらの表情も明るく綺麗に見えます。
オンラインで会話をする際には、相手の表情が瞬時にわかると話がスムーズになりますよね?
高画質だからこそ、より表情が伝わりやすいパナソニックのミラーレス一眼カメラ G100。断然、WEBカメラとしてのご使用をおススメします!
H専務、ご協力いただきありがとうございました(^^)
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3. こだわりの表現を可能にする撮影機能
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自分好みに設定して、こだわりの写真を撮ることができる LUMIX G100。おすすめの機能として『L.モノクロームD』と『ワンポイントカラー』の撮影をしてみました。
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3-1. フォトスタイル「L.モノクロームD」
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ハイコントラストでダイナミックに表現しつつ、質感を残して味わい深い「L.モノクロームD」。
「L.モノクロームD」はアナログライクなフィルムの質感を表現できる「粒状」モードの強弱が調整できます。
MENU/SETボタンを押して、フォトスタイルでお好みのフォトスタイルを選択できます。今回は「L.モノクロームD」を選択。
※インテリジェントオート(iA)モードと、クリエイティブコントロールは使用できません。 -
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つるんとした艶感が消え、粒状モードを強調させたことで、アナログ感のあるフィルム調を表現できました。
「L.モノクロームD」で撮影すると、少し重厚感が増していませんか?
※[粒状]の設定は、撮影画面には反映されません。動画撮影時、4Kフォト撮影時、フォーカスセレクト撮影時には、[粒状]は使えません。
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3-2. クリエイティブコントロール 「ワンポイントカラー 」
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モノクロ写真に特定の色だけを残し、印象的に強調する『ワンポイントカラー』。アート的な写真を楽しめます。
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フィルター効果[ワンポイントカラー]を選択して、
@マークをタッチして、次にA
スポイトマークをタッチし残したいカラーを選択します。MENU/SETボタンで決定。
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赤・黄色・青の三色をそれぞれ選択して撮影しました。
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曖昧な淡い色彩でもしっかり色の識別ができていますね。
今回は色の違いをわかりやすく撮影してみましたが、街中で挑戦してみれば、いつもとは違ったよりアーティスティックな1枚がきっと撮影できるはずです。簡単に設定ができますので、ぜひ「ワンポイントカラー」を使って撮影してみてください。
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4. GALLERY
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素敵な景色を見ると、つい撮りたくなる・・・何気ない日常もキレイに撮れるミラーレス一眼カメラ。やっぱりいいですね!
より高精細な画質にこだわった、リアルな描写・・・うまく捉えられてるでしょうか?
その時の空気感を描き出せた気がします(^-^)
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5. まとめ
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Vlogカメラとしてだけはなく、WEBカメラとしてもミラーレス一眼カメラとしても、優秀だったパナソニック『G100(DC-G100)』。
今回は違った視点から、こんな写真も撮影できるんですよ!ということをお伝えしたくて掘り下げてみました。
いろいろな魅力的な機能が満載すぎて、まだまだ全ての機能をお伝えしきれていません(^^;
アートスティックな写真から普段の何気ない景色も綺麗に撮影できる『LUMIX G100』。
WEBカメラが欲しい・・・でも一眼も欲しいという欲張りさんにはぜひおすすめのミラーレス一眼カメラです。