夏場の電源対策は万全ですか?|シュナイダーエレクトリック×ムラウチドットコム
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皆様もここ数年、夏場の猛暑については実際に肌で感じていることと思います。近年の気候変動により、夏季の電力需要は構造的に高まっており、老朽化した火力発電所に頼るなど供給側のリスクが懸念され、夏季だけでなく年間と通して電力の安定供給には注意が必要です。2025年度、夏の電力予備率は全エリアで最低限の3%を確保していますが、東京や九州では停電リスクを示す「EUE(Expected Unserved Energy)」が目標を上回っており、今後も高需要期に向けて電力供給力の確保が求められます。
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日本地域別ゲリラ雷雨予想発生回数
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日本全国ほぼすべての地域で、年間1,000回以上ものゲリラ雷雨が発生すると予想されています。
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2025年夏季月別ゲリラ雷雨総発生回数予測
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2025年度のゲリラ雷雨総発生回数は約7.8万回と予想されており、中でもピークは8月中旬とされています。
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年間月別雷注意報発生件数
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雷注意報の月別の発生件数でも、6月〜9月の4カ月間に集中する傾向があります。
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2025年 台風の予測値と平均値
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2025年6月〜10月で台風の予想発生件数は平年並みも、台風の接近予測数は8月〜10月にかけて平年よりも増加する見込みです。
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想定される夏季災害に伴う電気トラブル
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■ 記録的猛暑による機器過熱シャットダウン
■ ゲリラ雷雨による集中豪雨、データ損失、ファイル破壊
■ 極端な高温時の電力需要ピーク時瞬低・停電
■ システムダウンによる業務停止リスク
■ ネットワーク通信の途絶による取引先・顧客への影響
■ お盆長期連休中の無人運転リスク
■ 9月以降も残暑による電力需要増(全国的に平年より高温)など
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電気トラブルに対してAPCのUPS(無停電電源装置)ができる対策
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なぜAPCのUPS?
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【理由1】 信頼性と実績:世界中の大企業で採用される実績と安定した電力供給が信頼の証。
【理由2】 豊富なラインアップと拡張性:家庭用からデータセンター向けまで、幅広いニーズに対応しています。
【理由3】 環境に配慮した設計:高効率・長寿命・リサイクル対応なので環境負荷を低減し、企業のサステナビリティに貢献します。
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用途別おすすめUPS
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テレワーク&家庭の電子機器をカバーしたい方
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ESシリーズ:基本的な停電、雷サージ対策
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・複数のコンセント
・小型で軽量
・壁面取り付け可能
※バックアップ機器例:デスクトップPC、セキュリティカメラ、WiFiルーター、録画用ハードディスク等
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電源の安定性を求める様々な現場の方
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RSシリーズ:サージ保護の充実
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・自動電圧調整機能付き
・正弦波出力でPFC電源搭載の機器に対応
・電源サージ+ネットワークサージ保護
※バックアップ機器例:自動釣銭機、POS端末、ネットワーク監視カメラ用PoEスイッチ、NAS、ゲーミングPCなど
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オフィスでサーバーやNASに接続したい方
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Smart-UPS SMTシリーズ:ネットワーク監視対応
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・ネットワークベースでのUPS管理 *別売カードが必要
・電力費用を低減するグリーンモード搭載
・商用電源と互換性の高い負荷を提供する正弦波出力
※バックアップ機器例:サーバー、NASなど
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IT産業など重要機器の電源をバックアップしたい方
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Smart-UPS SRTシリーズ:常時インバータ方式で産業機器を守る高信頼UPS
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・常時インバータ給電で切替時間ゼロ
・拡張バッテリーパックを最大10台接続可能(バックアップ時間延長)
・力率0.9の高い電力密度
※バックアップ機器例:長時間稼働が求められるネットワーク基盤、PCL制御装置、産業用PC、エッジコンピューターなど
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長期休暇前のチェックシート
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すでにUPSを導入している方、これからUPSの導入を検討している方向けの、お盆や年末年始等、長期でお休みになる場合のチェックシートを作ってみました。
※新規導入検討チェックで「3つ以上」該当する場合はUPSの導入を強く推奨します。
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既存UPSユーザー向けメンテナンスチェック
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新規導入検討チェック(3つ以上該当でUPSの導入を推奨)
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便利なUPS買い替えプログラム「Trade-UPS(トレードUPS)」
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UPS買い替えプログラム「Trade-UPS」は、対象となるAPCブランド製品を新規にご購入いただくと、今まで使用していたUPSを無料でお引き取りするプログラムです。お引き取りするUPSは、APCブランド製、他社製は問いません。また、ご購入いただいた製品の管理が行える無料サイト「Club APC」「Partner Club APC」にて製品ユーザー保証登録いただくと、「お引き取りする製品の送料が無料」となります。是非Trade-UPSと合わせてご利用ください。
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「Trade-UPS」の詳細については、こちらのメーカーサイトをご確認ください。
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UPSの豆知識
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UPSのメーカーページなどによく記載されている「雷サージ」や、アウトドアキャンプなどに需要がある「ポータブル電源とUPSの違い」についてご存知でしょうか?要点を抑えて簡単にご紹介します。
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雷ガードとは?
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雷ガードは、主に電源タップや延長コードに内蔵されていて、雷サージ(落雷時に発生する瞬間的な過電圧や過電流のこと)から家電製品を保護するものです。雷ガードは雷サージを一度阻止すると使えなくなってしまうので、一回使ったら交換する必要があります。また雷ガード自体は停電対策にはなりません。
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ポータブル電源とは?
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ポータブル電源は、アウトドアや災害時など、電源のない場所でも電子機器を一定時間稼働させることができるバッテリー式の電源装置です。一部の製品には、停電時に20ms(0.02秒)以内でバッテリーに切り替える簡易的なUPS機能が搭載されていますが、これは正式なUPSとは異なり、完全な保護を提供するものではありません。また、基本的にポータブル電源には、UPSのようなIT機器との連携機能や管理ソフトウェアが搭載されていないため、停電時に自動で安全にシャットダウンする機能は基本的に備わっていません。主にキャンプや屋外イベント、災害時の一時的な電源供給に対して有効であり、一般家庭における非常用電源としても活用されています。
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UPSとは?
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UPS は、雷や台風、ゲリラ雷雨などによる突然の停電やサージ等の電源障害が発生した際に、サーバーやパソコン、ストレージ、その他ネットワーク機器やPOS端末などの重要な電子機器を守ることができます。APCのUPSは、電源障害が発生した場合、10ms(0.01秒)以内にバッテリー運転へ切り替えることができるため、接続された機器は動作を継続できます。また管理ソフトウェア「PowerChute」を利用することで、停電が継続した場合は自動で接続機器をシャットダウンさせることができます。さらに、電源状態の監視を行い、発生したイベントのログ記録と通知をすることも可能で、オフィスやサーバールーム、店舗、製造・建設・物流現場、家庭など、あらゆる環境において大切な機器の保護とデータ損失防止に役立ちます。