Technics テクニクス 完全ワイヤレスイヤホン AZ80 試聴レビュー1/4ページ目


  • 1度聴いてしまったら、もう今までのイヤホンに戻れない。
    このフィット感。この音質。
    大人気のテクニクス 完全ワイヤレスイヤホン「AZ80」試聴レビュー

  • 2023年6月15日発売された、Technics 完全ワイヤレスイヤホン フラグシップモデル『EAH-AZ80』。
    パナソニックが自信をもってお届けしているヘッドホンというだけあって、数々のオーディオ専門誌によるアワードやデザインアワードを受賞した大人気商品です。

    今回、AZ80のこだわり抜いた装着感と、妥協を許さないその音質を体験できる貴重な機会をいただきました。約3週間ほどお借りして、じっくりと時間をかけて試聴していただき独自アンケートを社内で実施(※)。Technics『EAH-AZ70W』と、新発売のTechnics『EAH-AZ60M2』との比較もしています。
    さてさて、どんな感想が出てくるか?大人気商品になった理由についてお伝えしたいと思います。

    ※ごくごく一般人の意見となります。ムラウチドットコム独自調査になりますので、あらかじめご了承ください。


  • 1. 完全ワイヤレスイヤホン AZ80の主な特長


  • 1-1. いい音ってなんだろう?


  • 自分でこの音が好きって思っても、他の人にはそうじゃないかもしれない。人によって感じ方が違うし、聞く音楽のジャンルによっても変わって
    きます。『いい音とはこれである』とは一概に言えないのです。(後述のアンケート結果がそれを物語っています。)
    もちろん、重低音重視のメーカーなど各々メーカーさまごとに音作りのこだわりがあります。
    テクニクスの音作りとは、アーティストの表現をそのまま表現するという原音を重視した音づくりだそうです。ハーモナイザーで自然な高音も楽しめます。
    なるほど・・・ドンドンという重低音強めが好みの方でも、アプリで調整できちゃうからご安心を。

    ワイヤレスだから音が悪いというイメージを覆す、いつでもどこでも臨場感が得られるヘッドホン。
    それが今回テクニクスから発売された『EAH-AZ80』。


  • 1-2. 直径10mmドライバーとアルミ振動板を採用


  • 『EAH-AZ80』は、まるで演奏者や楽器が見えるかのような高純度な音空間をリアルに再現するTechnicsインサイドホン『EAH-TZ700』と同様のアルミ振動板と、大口径の直径10mmドライバーを搭載しています。
    約13万円クラスのテクニクス最上位イヤホン『EAH-TZ700』と同様の振動板を使っていると聞いて、AZ80がかなりお得な気がしてしまうのは私だけでしょうか?(^^;


  • アルミ振動板って何がいいの?


  • イヤホンに使われている振動板は、前後に揺れることで空気を振動させて、その振動が耳の鼓膜に伝わることで音として認識しています。
    アルミ振動板は、剛性アルミニウムだと変形が少なく、音の歪みも少ないので正確な音を出すことができるそうです。
    なぜ、振動板に剛性が必要かというと、剛性の弱い樹脂では振動するときに部分的に変形しやすく、その変形が音としては歪感として出てきてしまいます。また高域特性も伸びなくなってしまいます。
    10mmの大口径から実現できる音の力強さ、アルミニウムの剛性による音の正確さと低域から高域まで鳴らすことができるダイナミックレンジの広さが『EAH-AZ80』のきめ細やかな再生と広い音場感を実現しているのです。


  • 1-3. コンチャフィット形状でずっと快適な装着感


  • イヤホンをしていて、耳が痛くなった経験ありませんか?

  • コンチャフィット形状?聞きなれない言葉ですが、イヤーピースによる保持に加え、耳穴の周囲のくぼみであるコンチャ(耳甲介)にフィットするから、コンチャフィット形状と言います。
    形状試作300個以上、装着試験延べ234人実施して、耳への負担も少なく、より安定した装着性を実現するフォルムに辿り着いたそうです。
    テクニクスが自信を持ってお届けするという『EAH-AZ80』の装着性を早速試してみたいと思います。


  • テクニクスのイヤホン AZ80、噂の装着感はいかがですか?

  • 男性A:『圧迫感がなくて、いい感じです』
    女性A:『見た目は少し大きいかなと思ったのですが、ピッタリとフィットしていいですね。』
    女性B:『自分のイヤホンに比べてめちゃくちゃフィット感がいいです!これなら長時間つけていても耳が痛くならなそう。』

    コンチャフィット採用のEAH-AZ80 の装着感は、EAH-AZ70WとEAH-AZ60M2と比べてみても、別格でした。
    こだわりの音を最大限で届けるために、快適な装着性を求めて試作品を0.1mm単位で調整していき、技術メンバー全員が納得した逸品。
    2ヶ月に渡り『音重視 VS 装着感』の議論を重ねたそうです。双方の想いがぎゅっとつまったイヤホンなんですね。

    コンチャフィット形状が逆に合わないという声がごくまれに聞かれますが、
    イヤーピースがXS1、XS2、S1、S2、M、L、XL 各2個ずつ、7パターンも種類があるので微調整も可能です。
    自分に合うサイズ感をぜひ試してみてください。

    ※さらに、2023年7月のファームアップで、各種設定が行えるアプリ「Technics Audio Connect」を使って、最適なイヤーピースを選べるようになりました。これにより、付属のイヤーピースの中からあなたの耳にあったイヤーピースを選ぶことができます。

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