Nikon Z50IIレビュー|Z50からどう進化した?おすすめレンズキット比較 1/2ページ目
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旅先の景色も、お花も、ふと出会った野鳥も。
Nikon Z50 IIなら、撮りたい瞬間を思い通りに表現できる。 -
「スマホのカメラもいいけれど、もっとハッとするような写真を撮ってみたい」
「でも、本格的なカメラは重いし、操作が難しそう……」
そんなふうに感じているなら、ちょうどいい一台があります。Nikon フラッグシップ機 フルサイズミラーレスカメラ「Z9」の高性能を、いつでも持ち歩ける手軽なサイズにギュッと詰め込んだミラーレスカメラ「Nikon Z50II」。
前モデル「Nikon Z50」(『Nikon Z 50 実写レビュー!- 初めてのニコンミラーレス一眼カメラに挑戦 -』)と比べながら、その進化を見ていきます。
SNSで見かける、あの印象的な一枚。「私もこんな風に撮ってみたい」
そんな気持ちに背中を押されて、久しぶりにカメラを手に取り、休日はあちこちへ写活に。
この一台が、どんな景色を見せてくれるのか。ちょっと楽しみです。
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目 次
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1. ミラーレスカメラ Z50とZ50IIの主な違い
1-1. 握りやすさが向上したボディデザイン
1-2. 見やすくなったファインダー&液晶モニター
1-3. 被写体検出が進化、狙った瞬間を逃さないAF
2. 撮るだけでいい感じ!イメージングレシピの楽しさ
3. どれにする?Nikon Z50II レンズキット比較
4. 夜の光を重ねて描く、多重露出撮影
5. まとめ
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1. ミラーレスカメラ Z50とZ50IIの主な違い
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1-1. 握りやすさが向上したボディデザイン
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Nikon Z50 II 16-50 VR レンズキットと、Nikon Z50 16-50 VR レンズキットで比較してみました。
向かって左側が Z50II、右側がZ50です。 -

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外観を比較してみると、従来機の Nikon Z50 よりも Nikon Z50II の方が、ひと回り大きくなっているのがわかります。
カメラボディの重量差は約100g。これはちょうどコンビニのおにぎり1個分くらいの重さです。 -
Z50IIとZ50のスペックを比較。今回の注目ポイントをPICK UP!
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Z50IIの重量感は増えたけど、実際どうなの?
「約100g重くなった」と聞くと、少し気になる方もいるかもしれません。実際に16-50 VR レンズキットで持ち比べてみました。
軽快さでは Nikon Z50 の魅力も健在。特に手の小さい方には、Z50のコンパクトさがしっくりくる場面もありそうです。 -
一方、Nikon Z50II はグリップ形状がより深くなったことで、手に吸い付くようにフィット。しっかり握り込めるので安定感があり、特に望遠ズームレンズ装着時には、その持ちやすさが際立ちます。
指先にかかる負担が減ったからか、数値上の重さよりもずっと軽く感じられ、「これなら毎日でも気軽に持ち歩けそう」と思えるほど。
長時間の撮影でも疲れにくく、安心して構え続けることができました。
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重心もピタッと安定。上位機種の Nikon Z9 や Nikon Z8 を使うハイアマチュアの方でも納得できそうな、『本格的な握り心地』も感じます。
軽快さはそのままに、頼れる「安定感」がプラスされた印象です。 -

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1-2. 見やすくなったファインダー&液晶モニター
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Z50の2倍の明るさ!高輝度EVF
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ぜひ体験してほしいのが、ファインダーの進化です。
覗いた瞬間、視界がパッと明るく開ける感覚に思わずテンションが上がります。前モデルからさらに見やすくなった電子ビューファインダー(EVF)は、日差しの強い屋外でも、被写体の細かな表情や光のグラデーションをしっかり描き出してくれます。
スマホや液晶モニターを見ながら気軽に撮るのも楽しいですが、ファインダー越しに「目の前の世界と一対一になる」ような没入感は、本格カメラならではの醍醐味です。
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小型・軽量なカメラは、コンパクトさを優先してファインダーが省かれてしまうこともあります。
でも、私はやっぱりファインダーを覗いて撮りたい派。このサイズ感でしっかり見やすいファインダーを搭載してくれているのは、本当にありがたいポイントです。
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自由自在に撮影!バリアングル式液晶モニター
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Z50はチルト式、Z50IIは3.2型のバリアングル式画像モニターに進化しました。
チルト式は、ローポジションで撮影していても軸がブレにくく、構図を決めやすいのが印象的。
実際に両方を使ってみて、「やっぱりチルト式って使いやすいな」と改めて感じました。
一方、バリアングル式は自由度の高さが魅力。自撮りにも対応し、どんな角度からでも撮影しやすくなっています。
ただ、その自由度の高さゆえに、「どの構図がベストだろう?」と逆に悩んでしまうことも……(笑) -
横浜で撮影していた時のこと
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あれれ?なんだかすごい体勢で撮っている人を発見!
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「んーー、なかなか構図が決まらないなぁ。」
ローアングルで夢中になって撮影していたようで、
通行人から見たら完全に不審者状態……(^^;)
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どうやら Nikon Z50II がバリアングル式画像モニター搭載だということを忘れていたみたいです。
ファインダーをのぞきながら夢中で撮っていたので、そのままの流れで無理な体勢になってしまったのでしょう。
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途中からはバリアングル式画像モニターを活用して、ラクラク撮影。無理な体勢にならなくても、ローアングル撮影が快適にできました。
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カメラを縦位置にすると、画像モニターやEVFの表示情報、メニュー画面が自動で縦向き表示に切り換わります。
そのせいか、人混みでは自然と縦構図で撮る機会が増えていました。
普段からスマホで縦向きに撮ることが多いせいか、自然としっくりきたのかもしれません。 -

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1-3. 被写体検出が進化、狙った瞬間を逃さないAF
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Nikon Z50II は、ニコンZシリーズの上位モデルである Nikon Z9 や Nikon Z8 にも採用されている画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載しています。
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カメラが届いたその日に、鳥認識を入れてちょこっと試し撮りへ。早速そのAF性能に驚かされました。
「ピピッ!」
ピント合わせに迷いがありません。
正直、Nikon Z50 では少し迷うような場面もありましたが、Nikon Z50II はスッと被写体を捉えてくれました。
「え、すごくないですか?」と思わず声が出てしまうほどです。
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このエンジンによって、上位機種譲りの賢いAF(オートフォーカス)性能を、このコンパクトなボディで実現。
人物の瞳はもちろん、犬・猫・鳥、さらに車や電車などの乗り物まで、カメラが被写体を認識して自動で追いかけてくれます。
対応する被写体は全部で9種類。特に動きの予測が難しいワンちゃんの撮影では、カメラにお任せでOK!
まるで吸い付くようにピントを合わせ続けてくれるので、ハイアマチュアの方でも「この小さなサイズでここまで食いつくの!?」と、ハイアマチュアの方でも驚くはずです。
だからこそ、撮影者は「構図」と「シャッターを切るタイミング」に集中できる。この安心感は、本当に頼もしいと感じました。 -

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逃した瞬間をさかのぼって記録する「プリキャプチャー」
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Nikon Z50II は、[C15]や[C30]などの高速連続撮影時に、プリキャプチャー機能が使えるようになりました。
シャッターボタンを半押しすると、カメラが画像の仮記録を開始。シャッターボタンを押し込んだ瞬間だけでなく、最大1秒前からの画像※も
保存してくれます。これ、すばやい動きの野鳥を撮影をする人にとっては本当にうれしい機能です。
「飛び立つ瞬間を撮りたい!」と思ってシャッターを押した時には、もう遅かった……なんてこと、ありますよね。
でもプリキャプチャーなら、その“一瞬前”までしっかり記録してくれます。
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曇りの夕方。日も暮れてだんだん暗くなり、撮影にはなかなか厳しい時間帯です。
でも、そんな時間こそ鳥たちはまだまだ活発に動き回ります。
被写体がかなり遠くても、Nikon Z50II の鳥認識AFとプリキャプチャー機能を使えば、飛び立つ瞬間も、ほらこの通り。 -

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このプリキャプチャー機能があるだけで、鳥たちのさまざまな決定的瞬間を捉えやすくなります。
「今だ!」と思った瞬間をしっかり残せた時の楽しさは格別。撮影がどんどん楽しくなって、「もっと長い望遠ズームレンズが欲しい!」と
沼にハマっていく瞬間でもあります(笑) -
シャッターを押すだけで簡単に撮影できるので、「スマホだと動く被写体をうまく撮れない……」と感じている初心者の方にもぴったり。
また、Nikon Z50 や Nikon Z fc を使っていて、「もっとピントの歩留まりを上げたい!」と思っていた方にも、Nikon Z50II はかなり魅力的な進化だと感じました。
※プリキャプチャー機能で記録できるのはJPEGファイルのみです。 -

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もちろん、動きの速い乗り物といえば、電車だってご覧の通り。
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2. 撮るだけでいい感じ!イメージングレシピの楽しさ
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好きなクリエイターさんの色味を簡単に表現
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ミラーレスカメラ Nikon Z50II には、「イメージングレシピ」という楽しい機能があります。
簡単に言うと、写真の雰囲気を手軽に変えられるプリセットのようなもの。
「やわらかい色味で撮りたい」「フィルムっぽい雰囲気にしたい」と思っても、本来は露出や色味、コントラストなどを細かく調整する必要があります。
でも、Nikonの「イメージングレシピ」のページで、好きな有名クリエイターさんが作成した「ピクチャーコントロール」を撮影前にクラウド上へダウンロードするだけ。細かい設定をまとめて簡単に反映できてしまうのです。
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@ Nikon Imaging Cloud に登録。
A お好きなレシピを保存レシピに追加。
私はニコンイメージングレシピから、こんな風に撮りたいなと思う写真を選んで保存しました。
B ピクチャーコントロールをカメラと同期。
Wi-Fi接続環境下のカメラがNikon Imaging Cloudに接続した時にピクチャーコントロールが自動送信されます。
Z50II だと9個まで保存ができます。 -

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イメージングレシピをダウンロードしたら、早く撮りたくてウズウズしちゃう!(笑) -

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保存したレシピは、撮影中でもその場でピクチャーコントロールを細かく調整できます。
もちろん、調整した設定を新たなレシピとして保存することも可能。
撮影するシーンや光の雰囲気に合わせて、自分好みの表現へどんどん仕上げていけるのも、この機能の楽しいところです。 -

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オリジナルイメージングレシピを作ろう
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自分でもイメージングレシピを作ってみたくなってきた・・・
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使っているうちに、「自分でも作ってみたい!」と思い、YouTubeを見ながら挑戦してみました。
Youtubeで作り方が載っていたのでご紹介しますね。意外と簡単に作れました。
さらに自分好みに、彩度や明るさを細かく調整して、青空に花がふんわり映えるイメージで「花ふんわり」というオリジナルレシピも作ってみました。
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『NX Studio フレキシブルカラーを使った自分らしい色の作り方
フォトグラファー 鎌田風花編 | ニコン公式Digitutor』 -
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作成したレシピを保存し、カメラと同期完了!
よ〜し、これでお花をたくさん撮るぞ! -

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ただ露出補正しただけとは違う、ファンタジーな雰囲気に早変わりです!
私が表現したかったイメージ通り♪ -
これ、本当に楽しいです。写真の表現が一気に広がった感覚。
レシピを作って同期してしまえば、あとはシャッターを切るだけで、その世界観を気軽に楽しめます。
撮った写真を見返して、「なんか違うなぁ……」って思ったこと、ありませんか?
私はここだけの話・・・あります(笑)。まだまだ写真を撮るのが下手なだけからかもしれません。
でも、イメージングレシピを使うと、その「なんか違うな」って思うことがかなり減るんです。
見たままを素直に撮る楽しさももちろんあるけれど、「自分がこう撮りたい」と思ったイメージに近づけられるのって、すごく面白い。
しかも時々、自分の想像を超えてくるんですよ。
「おお、こんな雰囲気で撮れるんだ!」って。気づけば、どんどん新しいレシピを試したくなってしまいます。
ちなみに、作ったイメージングレシピの名前が日本語なのには理由がありまして(笑)。
S上司が「英語だと分かりづらい!」と言うので、日本語名にしてみました。
しかも、日本語でもちゃんと登録できるという新発見。
(本当はもっと、それっぽい英語名を考えていたんですよ……。)
みなさんもぜひ、自分だけのイメージングレシピ作り、試してみてください。
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ただ撮るだけで満足できる?
イメージングレシピを知ってしまったら、私はもう、満足できません。 -
▼撮影で使用したカメラはこちら
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Z50II 16-50 VR レンズキット

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Z50II 18-140 VR レンズキット

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Z50II ダブルズームキット

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