今よりもっと美しく・・・お花撮影のコツとは?OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV 実写レビュー
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同じ花を撮っても、その花の美しさは千差万別。より美しく撮影するコツとは?
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お花が好きで写真を撮っているのですが、なかなか上手く撮れません。
SNSに上がってくる花の写真をみて溜め息がでます。こんな風に撮りたいんだけどな・・・一体どうしたら撮影できるのでしょうか?
今回は、コンパクトボディーで気軽に本格的な撮影が楽しめるミラーレス一眼カメラ『オリンパス OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキット』を使って、『お花撮影のコツ』について教えていただきました。
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目 次
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1. OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキットについて
2. ミラーレス一眼カメラって、スマートフォンと比べてこんなに違う!
3. お花撮影のコツ -キットレンズでもこんなに綺麗に撮れるんです!-
コツ1. たくさんの花の中から主役を選ぶべし
コツ2. 背景を考えて撮るべし
コツ3. 玉ボケになる4つのコツ
4. GALLERY
5. まとめ
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1. OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキットについて
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OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキット は、子供の成長記録を残したいファミリーをはじめ、一眼カメラを初めて使う方から写真を趣味にする方まで、幅広い層にフィットするミラーレス一眼カメラです。
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抜群の携帯性を誇る世界最薄電動式パンケーキズームレンズと、運動会などのスクールイベントに最適な望遠ズームレンズの2本がセットになっているので、入門機としては最適なダブルレンズキットと言えます。
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【ダブルズームキット内容】
・OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV ボディー(シルバー)
・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ(シルバー)
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R(ブラック)
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【ダブルズームキット内容】
・OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV ボディー(ブラック)
・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ(ブラック)
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R(ブラック)
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M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ/28-84mm相当(35mm判換算) の特長
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35mm 判換算で28-84mm 相当の焦点域をカバーする標準3倍ズームレンズです。
3倍ズームレンズでありながら、重さも約93gと、携帯性に優れています。 -
M.ZUIKO DIGITAL ED
14-42mm F3.5-5.6 EZ
(ブラック) -
M.ZUIKO DIGITAL ED
14-42mm F3.5-5.6 EZ
(シルバー)
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M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R/80-300mm相当(35mm判換算) の特長
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運動会などのスクールイベントに最適な望遠ズームレンズです。35mm判換算で80-300mm相当の望遠域を、わずか190gの軽量設計で実現しているから、軽快なフットワークで迫力のあるショットが狙えます。クセのない自然なボケ味を演出するため、円形絞り機構を採用しています。
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M.ZUIKO DIGITAL ED
40-150mm F4.0-5.6 R
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M.ZUIKO DIGITAL ED
40-150mm F4.0-5.6 R
(シルバー)
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2. ミラーレス一眼カメラって、スマートフォンと比べてこんなに違う!
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最近のスマートフォンって、本当に優秀。ミラーレス一眼カメラとは比べ物にならないくらい小型軽量。その上、かなり高画質になってるし、
広角撮影だって、ボケだって表現しちゃう。カメラなんて必要ないじゃん!って思ってる人は多いはず。
でもミラーレス一眼カメラで撮ってみたら、やっぱり違うんですよ、コレが!!百聞は一見にしかず、まずは写真で比べてみてください。 -
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いかがですか?同じ場所から撮影しているのですが、パッと見ただけでも写真の仕上がりがかなり違いますよね。
スマートフォンの方が、広角なゆえに余計なものが映り込みすぎている気がします。
一方、OM-D E-M10 Mark IV EZダブルズームキットの望遠ズームレンズで撮影した写真は、明るさや背景のボケ方が違うのはもちろん、余計なものが入らずお花の美しさが際立った写真になっています。これはスマートフォンでは撮れない写真ですね♪
さらに望遠ズームレンズで撮影すると、圧縮効果で遠くのお花も大きく撮れて、より華やかな写真に感じませんか? -
あ、なんか一眼カメラって面白そう♪ って思っていただいた方は必見!
次はさらに写真が好きになる『お花撮影のコツ』についてお教えします。
スマーフォンとの違いについても触れていきますので、ぜひご注目ください。
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3. お花撮影のコツ -キットレンズでもこんなに綺麗に撮れるんです!-
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春になり、次々と咲く色とりどりのお花たち。ちょっとしたコツでその美しさは変わります。
このコツを知ると知らないとでは大違い!写真の印象が丸っきり変わってきます。
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コツ1. たくさんの花の中から主役を選ぶべし
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まず初めに、このお花の中から主役を選びます。あなたならどの子を中心に撮りますか?
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私はこの子に決めました。どのお花かわかりますか?主役(被写体)を決めたら、カメラを構えた位置と背景を考えて構図を決めます。
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いいですね〜!主役を惹きたてるように、周りの赤いチューリップがいい感じにボケてくれました。
なるべく同じ画角になるように、スマートフォンでも撮影してみましたよ。綺麗だけどコレが限界・・・スマホで撮るのって難しい(;▽;) ↓ -
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コツ2. 背景を考えて撮るべし
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主役を決めたり、構図を決めたりっていうのは、なんとなくわかっていましたが、教えていただくまで『背景まで考える』ということは、恥ずかしながら丸っきり考えておりませんでした。
漠然とお花をメインにして、背景を意識していなかった写真がコチラ↓ -
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次が、背景を意識して撮影した写真です。桜の背後にあった黄色いタンポポや、黄色い葉っぱを活かして撮影。
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こんな感じに撮れました♪ さっき撮影した写真と全然違う!!!垢ぬけた感じ!
背景がキラキラと玉ボケして、光のシャワーを浴びてる桜。 春の日差しを表現したいい感じの写真です(^-^)
背景を意識して撮影するとしないとでは大違い!まさかタンポポがこんな風に写真に影響するとは!!目からウロコです。
ちなみに、同じようにスマートフォンで撮影すると次のようになりました。 -
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同じ花を撮っていても、その差は歴然!背景を考えて撮影するってとても大事なことなんですね。
他にも、色々なバージョンで『背景を考えて撮るコツ』を教えていただきました。
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背景の『日陰』を意識して撮る
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この場面、あなたならどう撮りますか?
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黄色いチューリップ、綺麗~!!って撮影しました。もちろん、主役を黄色いチューリップにしたんです。
画面の3分の2くらいにチューリップがくるように、いい感じに撮影した気になっていました。
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ところが、一緒にいたメーカーの社員さん(先生)はこんな風に撮影していたんです。 -
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ナニコレーーーー!!Σ( ̄□ ̄lll) 全然違うんですけど!
同じチューリップを撮影したとは思えないくらい衝撃を受けました。
私もこんな感じの芸術的な写真が撮りたい!先生、ぜひコツを教えてください!!
そのコツとは『背景の日陰』を利用して撮影するそうです。この日陰こそ、お花のバックが黒になる写真のポイントだよ!と教えていただきました。 -
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早速、日陰の背景を意識して撮りなおしてみましたよ!
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んーーー、同じように撮ってみたんですけどね。なんだかちょっと先生とは違う出来栄え。芸術的な写真を撮るのって、なかなか厳しい。同じ場所でもちょっとした角度で全く写真が変わるのだと痛感します(^^;
それでも、つい通り過ぎてしまう場所でも、日陰を意識して撮影するだけで、お花をぐっと惹きたてる素敵な写真に変化するということがわかり大満足です。
またしても目からウロコ、脱帽でした。背景を意識してシチュエーションを探すのって大切なんですね。
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背景のカラフルな花を意識して撮る
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背景のカラフルなお花を意識して撮影すると、こんな感じになります。主役を華やかに惹きたてる素敵な写真が撮れました。
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コツ3. 玉ボケになる4つのコツ
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今まで写真を撮っていて、偶然玉ボケになることはあったのですが、実際に『こうすれば玉ボケになる』というコツを知りませんでした。
玉ボケを作るのには『4つのコツ』があるそうです。 -
1. 焦点距離:できるだけ望遠で撮影をする
2. 被写体との距離:できるだけ被写体に近づいて撮影をする
3. 絞り:F値を低くする(大きくすると玉が小さくなる)
4. 背景:何を背景にするかで写真が変わる -
この4つを意識すると、玉ボケができやすいシチュエーションになります。
ちなみにキラキラ光る葉っぱや木漏れ日は、玉ボケ作りの絶好のチャンスです!! -
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見事に玉ボケを作ることができました。ここでも背景を意識して撮影することの大切さを学びました。
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絞りを変えてみる
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F値を変えることで、玉ボケの大きさは変わります。
主役より強すぎる玉ボケは少しうるさく見えてしまいます。あくまでも主役を惹きたてるようにF値をコントロールしてみましょう。
F値を大きくすると玉の大きさが小さくなりますよ。シチュエーションによってF値をコントロールしてみてください。 -
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ポイントさえ把握すれば、玉ボケの写真を撮ることができるようになりました。玉ボケ好きの私としては、思わずニンマリの連続です。
でも、玉ボケポイントだけ抑えても主役がぼけるといまいちな写真になってしまうので、ちゃんと構図も考えて撮影しましょう。
頭で理解はできていても、こればかりはセンスも必要なのかな・・・(^^;
何度も撮影して、センスを磨くことが大事なのかもしれませんね。
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4. GALLERY
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5. まとめ
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お花を撮ってみて、キットレンズでも充分に楽しむことができました。
特に、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R は簡単に玉ボケを作り出すことができるのでかなりおススメです。
運動会に最適な小型軽量望遠ズームレンズ ということでしたが、お花撮影を楽しむのにもこちらのレンズが良いと思います。
つい、小型軽量だからとM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ を持っていきがちですが、この望遠ズームレンズの楽しさを1度体験してしまうと、もうやみつきです。 -
そして、今回は被写体の美しさはもちろん大事だけど、それを惹きたてるテクニックの重要性を感じました。
はじめて一眼レフで写真を撮るにあたって、お花撮影は最適ですね。じっくりじっくり構図や背景の大切さについて学ぶことができました。
今までは『これ好き〜!ウェ〜イ』って好き勝手に撮影してしまったので、とてもいい勉強になりました。写真を撮る時、表現する幅も広がった気がします。
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『背景が変われば、写真が変わる』
『ちょっと角度を変えるだけで、写真は変わる』 -
頭でわかっていても、まだまだ経験が足りません。
背景を意識して撮れるシチュエーションはもちろん、もっといろんなテクニックも学びたいと思いました。 -
みなさんも、お花を撮影する時には『お花撮影のコツ』を思い出して、ちょっとだけ観察して撮影してみてください。
そのお花が一番美しく撮れるように。 -
次回は、『花を撮る 第2弾』として、OM-D E-M5 Mark III 編をお送りします。
OM-D E-M10 Mark IV では撮れない魅力的な写真が撮れるそうですよ!お楽しみに(^^) -
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OM-D E-M10 Mark IV
EZダブルズームキット
(ブラック) -
OM-D E-M10 Mark IV
EZダブルズームキット
(シルバー) -
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