OM SYSTEM OM-1 Mark IIと高倍率ズームレンズで撮るお花撮影 実践編 1/3ページ目
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OM SYSTEM OM-1 Mark IIと高倍率ズームレンズで撮るお花撮影。
どうしたらこんな風に撮れるの?!いつもとは違った写真表現でお花の魅力が倍増です♪
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ムラウチドットコムPhoto倶楽部、はじめての遠征撮影♪
久しぶりの青空のもと、箱根強羅公園へ撮影に行ってまいりました。
前回『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』の高倍率ズームレンズでどんな風に撮影できるかを学んだところで、いざ、お花撮影実践です。(『OM SYSTEM OM-1 Mark II でお花撮影 基本編』参照)
箱根強羅公園は四季折々のお花を楽しめる公園です。熱帯植物館、体験工房、ランチやティータイムもできるカフェもあるそうです。楽しみ楽しみ!!
ちょうどこの日は「あじさい展2024」が開催されていました。どんな撮影ができるかな?
箱根登山線 強羅駅から坂を上がって徒歩約5分ほどで箱根強羅公園に到着します。 -
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今回は『高倍率ズームレンズを使ったお花撮影テクニック』ということで、質問形式で進めていきたいと思います。
みなさんも一緒に参加している気分で、どうぞお気軽にご覧くださいませ。
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目 次
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1. 高倍率ズームレンズでお花撮影
1-1. 背景を意識して撮る
1-2. 上から覗いて撮る
1-3. 前ぼかしで撮る
1-4. 木漏れ日を活かして撮る
2. 穴をのぞいてお花撮影
3. 前ボケ・後ろボケ4つの法則
4. OM-1 Mark IIで楽しむ2024夏撮影
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1. 高倍率ズームレンズでお花撮影
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1-1. 背景を意識して撮る
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『あじさい展2024』では、色とりどりのあじさいと流木を用いた「流木とあじさいの丘」のモニュメントが一番の見どころ。そのモニュメントを目指して進んでいきます。
まずは高倍率ズームレンズの使い方のウォーミングアップとして・・・ -
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色とりどりに咲いたお花たち、綺麗ですね〜。
こうやって正面から撮るしかないのではと思ってたところで思い出しました!
基本編で学んだ『OM SYSTEMの高倍率ズームレンズは寄れるレンズ』・・・ということは、こうですか? -
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背景を意識して後ろをぼかして撮ってみた!!
『いかがでしょうか?』と意気込んてみたものの。あれ?なんだか背景がごちゃついてしまった。。何故?
そこへ先生がこんな感じに撮れると教えてくださいました。 -
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ビビットな紫陽花。鮮やかな赤紫色。たった一色だけなのにこんなにも美しい。
余計なものは要らない。『マゼンタカラーに染まった美しい世界』です。
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『ちなみに、こっちからも狙って撮れるね』
え、まだここで違った撮影方法あるの?と思っていると
先生はまたもや違う方向から撮影を始めました
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今度は先ほどとは対照的に、画面いっぱいに『赤と青の世界』が広がります。
すごい!よ〜し、私も撮るぞ!!気合を入れて挑戦しました。 -
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あれれ?なんか違う。。(**)
ちょっとした角度。背景とのバランス、被写体への寄り方で、だいぶ写真の雰囲気が変わってきます。
『背景を意識して撮る』ってとても大事なんですね。
さぁ、まだまだ撮影は始まったばかり。
次こそは!!と気持ちを切り替えて次のステージへと向かいます。
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1-2. 上から覗いて撮る
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360度どこから見ても美しい『流木とあじさいの丘』登場!!
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色とりどりのあじさいと流木を用いた「流木とあじさいの丘」のモニュメントが
『さあ!どこからでもかかってきなさい!』
と、ラスボス感さながら中央にドドーンと鎮座していました。さすがメインのモニュメントだけあって大勢の観光客が写真撮影をしています。 -
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美しい紫陽花と流木のバランスが見事な『流木とあじさいの丘』。いざ!撮影開始。
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先ほどお花の撮影方法を予習したので、背景を意識しながら思い思いに撮影をしていきます。
会場は滝のような汗が吹き出すほどかなり暑くなっていましたが、よほどお花の手入れが行き届いているのでしょう。
どの紫陽花も『私をみて!』と言わんばかりに美しく咲いています。
『みんな綺麗だから、どの花を撮ればいいか迷うな(**)』
モニュメントの周りをぐるぐる回っても、なかなか撮影ポイントが掴めず苦戦しながら撮影。 -
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『どの花みても、綺麗だなぁ〜。』
と暑さで頭がボーーっとしてきたところで、遠くから先生が呼んでいます。
何やら面白い場所を見つけたようです。
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO レンズで、美しい青い紫陽花を主役に、下にあるピンクの紫陽花が背景になるように上から狙う構図で最短撮影距離約70cmくらいから撮影。背景の花も大きくぼかして撮れました。
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さっそくM.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3で撮ってみると・・・
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焦点距離400mm(35mm判換算)でも撮れた(^^)♪
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3で望遠マクロ(テレマクロ)撮影すると、さらに迫力がある写真になりました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO より焦点距離が長い分だけ背景もぼけるので、手前のお花をさらに引き立てます。
お花のちょっとした角度やどこを切り取るかによっても写真はこんなに変わるんですね。
被写体の角度、背景のバランス・・人によって様々な違いがあるから写真ってほんと面白い。
改めて先生の写真テクニック、本当にすごい!!と脱帽しているところへ・・・
『次はこっちだよ〜。』
と、またもや面白い撮影方法を見つけたようです。先生の引き出しはどうやら無限のようですね。
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1-3. 前ぼかしで撮る
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必殺!前ボケ撮影。
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何とも幻想的な写真。もはやアート作品ですね。
高倍率ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3でもこんなに色々な方法でお花撮影ができるとわかり、色々な前ボケの花撮影に挑戦です。 -
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『お花の隙間から撮影する』というテクニックを利用して、あえて流木を入れて前ボケ撮影。
モニュメントのテーマは「流木とあじさいの丘」だったので、その雰囲気を残してみました。 -
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前ボケを使ってアーティスティックにお花撮影。 -
早速、S上司も前ボケを使ってアーティスティックにお花撮影していました。
普段、お花撮影しない人(あまり興味ない人)でも、新しいお花の撮り方を知るだけで楽しめるようです。
S上司の花撮影テクニック、かなり上がっている気がします。
いつもとは違う撮り方を覚えることでマンネリ化していた写真から脱却でき、撮影がさらに楽しくなってきました。
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1-4. 木漏れ日を活かして撮る
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さて、そろそろ暑さも限界。場所を移動して今度は屋外に出て撮影を続けることに。夏撮影はこまめな水分補給と適度な休憩をお忘れなく!
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綺麗だけど・・でも普通の風景写真? いつもこんな感じの撮り方で似たような写真が多くなってしまいがち。
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きっとお題を出されるからには何かあるはず!
いまいちピンとこなくて悩んでいたら、またアドバイスをいただきましたよ。
『ここからあの花を主役に撮ってみて』
言われるままに、斜め下のアングルから紫陽花の花を狙って撮影。
ファインダーを覗いてみたら、そこにはまるで別世界が広がっていました。
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同じカメラ・レンズなのに、目線を変えただけでこんなにも変わるんですね。
目から鱗が落ちるとはまさにこのこと。 -
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いつもと違った目線から撮影してみる。
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高倍率ズームレンズを使ってお花撮影すると、いつもだったら通り過ぎてしまうような景色でも、まるで違って見えてくるから不思議です。
少しだけ撮影方法を変えるだけで、こんなにも美しくお花を撮れるなんて、本当に写真って面白い!!
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ボケを活かした写真が簡単に撮れる!
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