OM SYSTEM OM-1 ミラーレスカメラ 実写レビュー!1/3ページ目


  •  

  • この色、この解像感。
    ファインダーを覗いた瞬間から、違いがわかる!!
    ミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1」実写レビュー


  • 飛躍的な進化を遂げて、新たなステージへと歩みだしたマイクロフォーサーズシステム規格準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1」
    小型軽量はもちろん、センサーサイズの常識を覆す高画質、従来機種を大きく上回るAFや連写性能、進化したISO性能や高速・高精細EVF搭載など、皆が待ち望んでいた次世代のマイクロフォーサーズカメラです。

  • 1972年発売の世界最小最軽量の35mm一眼レフ(1972年当時)として多くの脚光を浴び、今でも中古で人気のある一眼レフカメラ 『OLYMPUS OM-1』と同じ名前が付いてるだけあって、その意気込みも感じます。

  • 今回は、実際にお借りすることができたので、この物凄く進化したフラッグシップモデル「OM SYSTEM OM-1」の魅力をお伝えします。
    1回ではとても全てをお伝えしきれないくらい進化しているマイクロフォーサーズカメラ「OM SYSTEM OM-1」の第一弾!

    どんな風に撮れるのか?今までのマイクロフォーサーズカメラとの違いは?
    デザインは?胸が高鳴ります(^-^)


  • 1. カッコよく洗練されたデザインOM SYSTEM OM-1


  • 外観デザイン・・・これがとてもカッコいいんです!
    撮影していても、今までの武骨な感じとは違う美しく洗練されたデザインに惚れ惚れしました。
    好みにもよると思いますが、私は好きです、このデザイン。

  • 上下配置で記録メディアが取り出しやすいUHS-II対応のダブルSDカードスロットに、液晶画面をひっくり返せばグリップ部分と同じ粒状性の細かな塗装が施されています。
    グリップの持ちやすさと、美しいカーブのヘッド部分、ダイヤルを見えないように埋め込み、全体的にシンプルで洗練されているデザインになっています。
    伝わるかな?この質感。しっとりと指に吸い付くような手触りです。

  • 新バッテリー大容量リチウムイオン充電池BLX-1 採用


  • 今回、バッテリーも約520枚撮影可能なリチウムイオン充電池 BLX-1 と新しくなりました。OM-D E-M1 Mark IIIで撮影していて、バッテリーが50〜60%になっている時くらいの枚数でも、まだ70〜80%ぐらいです。バッテリーの持ちがかなり長くなった気がします。
    さらに充電しながらのカメラ動作も可能、PD規格に対応したモバイルバッテリーからの給電・充電もできるようになりました。
    バッテリー残量を気にしながら撮影しなくてもいいって嬉しいですね!


  • 1-1. M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROとの相性抜群!


  • 持ちやすくなった深いグリップと、細かいところが指動線に沿った作りになっているのでさらに安定感がアップ!
    プロ写真家の欲求に応えるプロフェッショナル高倍率ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO との相性も抜群です。

  • 洗練されただけじゃない!隅角エッジを少なくし、細かくR付けすることで、防塵防滴、汚れの付着防止という細部にもこだわっているそうです。
    グリップ部分が持った時にしっくり馴染むので、レンズキットのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO望遠ズームレンズと組み合わせても約1.2kgほどですが、重さを感じさせず、優れたホールディング性でより素早い機動力が発揮できます。
    OM-D E-M1 Mark III と比べると、こんなに違うのか?!って驚きました。

  • OM-D E-M1 Mark IIIとのデザイン比較については後半で

  • 独立したAELボタン/AF-ONボタン


  • AELボタンに加え、以前から要望が多かった『親指AF』ができるようにAF-ONボタンが追加されました。
    より自分の思い通りにAFを作動させながら、ピント合わせが行えます。
    『親指AF』は使わないな・・・という方には、撮影スタイルに合わせて自由にボタンの割り当てをカスタマイズできます。
    例えば、『AI被写体認識AF』を割り当てると、メニューに入らなくても鳥や飛行機などの切り替えができるので便利ですよ。

  • ▲目次へ戻る


  • 2. OM SYSTEM OM-1 主な特長


  • 冒頭でも触れましたが、今回の『OM SYSTEM OM-1』の進化はすごいんです!

    ■ センサーサイズの常識を覆す高画質
    ■ 一眼カメラの映像表現をさらに広げるコンピュテーショナル フォトグラフィ機能
    ■ 飛躍的に性能が向上した新開発AFとAF/AE追従最高50コマ/秒※1連写が実現する圧倒的な高速性
    ■ 防塵・防滴性能を強化したボディーに高速・高精細EVFを搭載
    ■ クリエーターをサポートする充実した動画機能(4K 60p、フルHD 240p)

    などなど、正直どれからお伝えすればいいのか迷います(^^;その進化は盛りだくさん過ぎる!!

  • 2-1. 従来エンジン3倍の高画質


  • 『OM SYSTEM OM-1』は、新開発の「有効画素数約2037万画素※ 裏面照射積層型Live MOSセンサー」と、従来比約3倍の高速化を達成した最新の画像処理エンジン「TruePic X(トゥルーピック エックス)」を搭載で、センサーサイズの常識を覆す高画質を実現しています。
    ※ 総画素数2293万画素

  • 従来に比べて、300%の処理能力がアップして、あらゆる性能が進化したということらしいです。
    さっそく夕方公園に撮影に行ってみると、その違いがすぐにわかりました。

  • 日が傾き始めた夕方4時くらいに出会ったコゲラさん。もちろんお食事中なので、頭を激しく振っていました。上を見た一瞬を狙ってパシャ!!
    拡大した時の毛の質感。かなり遠かったのにこのフサフサ感。従来機種との比較はしていませんが、なんだか今までとは全く違う感覚です。

    『めちゃくちゃ綺麗!』
    『ピントがすぐに合う!』

    今までだったら、正直ピントに迷いがあったんですけど、『OM SYSTEM OM-1』は、高い木の上にいる鳥も、枝に迷わずビシっと撮影できました。
    エンジンの違いでここまで変わるんですね。従来に比べて毛並みの細かい再現性が大幅に向上しているようです。


  • 2-2. 覗いた瞬間、違いがわかる!高速・高精細EVF


  • 覗いた瞬間って・・・言い過ぎでしょって思うかもしれませんが、本当です。
    従来機種だと、もうちょっとファインダーの見え方が良かったらなぁと思っていたのですが、今回、そこが大きく改善されました。

    『約576万ドットの高解像とファインダー倍率0.83倍、そして表示遅延時間0.005秒※、120fpsの高速表示性能を備え、光学ファインダーの利点に迫りつつ、電子ファインダーならではの暗い場面での被写体が判別しやすく、露出の状況が分かりやすいといった利点を併せ持つ高性能EVFを搭載』(メーカーサイトより)
    ※ 120fps高速フレーム設定時

  • 実際にお見せできなくて残念ですが、イメージ画像でご想像ください。ファインダーを覗いた時にはこれくらいの差を感じました。

  • 『OM SYSTEM OM-1』のEVF、有機ELになって、めちゃくちゃ綺麗です!

  • 今まで、従来機種で長時間撮影に行くたびにかなりの眼精疲労に悩まされていたのですが、『OM SYSTEM OM-1』の撮影では、かなり目の疲労が軽減されていました。ありがたいことに翌日の仕事にも支障が出ません。それだけファインダーが見やすくなったということかも?!
    これは、老眼の私にとってかなり嬉しい進化です。


  • 2-3. カバー率100%!1053点オールクロスAF


  • 1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF方式を採用し、全画素・全撮影領域で、さまざまなパターンの被写体の測距が可能になりました。新エンジン「TruePic X」の高速演算処理能力と新AFアルゴリズムにより、画面内のどの位置に被写体がいても高速かつ高精度なピント合わせが行えます。
    今まで届かなかった端っこから端っこまで、カバー率100% のピント合わせができるなんて凄い!!

  • 撮影状況に応じて、AFエリアが自由に変更できます。
    但し、デフォルトでは移動ステップが『3』になっていますので、1053点の1点で設定したい場合にはCustomモードで移動ステップを『1』にする必要があります。

  • マクロレンズを使用時など、細かくピントを合わせたい状況下では移動ステップ『1』でいいと思いますが、通常撮影の場合には、移動ステップ『3』でも充分です。


  • 2-4. さらに進化したAI被写体認識AF機能


  • 「AI被写体認識AF」に、新たに犬・猫の動物認識が追加


  • 従来以上に高速かつ高精度な被写体認識・被写体追従性を実現しているほか、『フォーミュラーカー・バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥』といった被写体に加えて、『動物(犬・猫)』の認識も可能になりました。

  • 最近、野良猫をあまり見かけないのですが、偶然通りかかったニャンコを発見!
    慌ててカメラを起動させて、被写体認識AFを『動物認識AF』モードに設定して確認してみました。『猫』みたいなマークになって、頭部と瞳を瞬時に検出してます(^^)
    認識被写体以外に迷うことなく、優先的にピントを合わせてくれる賢い機能です。ただし、同じ種類の被写体には近いものにピントが合うので、その場合は、AFターゲットエリアを併用して使用するといいですよ。

  •  


  • さらに高精度な被写体認識・被写体追従性を実現


  • 今までの鳥認識に比べて精度は格段に上がっていると肌で感じていたのですが、まさかこんな風に使えるとは・・・。

  • 冬の夕方、公園を歩いていると、『ピーヒョロヒョロ、ヒューヒュー、ピ〜♪』
    ガビチョウの賑やかな鳴き声が聞こえてきました。とても近いのですが、どうやら生け垣の後ろにいるようで全く姿が見えません。

  • 試しに鳥認識AFを入れて撮影してみることにしました。こんな不安定な片手撮影で、本当にガビチョウを撮ることができるのでしょうか?
    ちなみに、難しい角度からでも自由に撮影できるバリアングルモニターは大活躍です。

  • このような不安定な撮影状況下でも、枝の間の鳥をしっかり捉えることができました。
    従来機OM-D E-M1Xの時には2〜3割くらいしかピントが合わなかったものが、OM SYSTEM OM-1では8割くらいの感覚で被写体を捉えることができるようになったんじゃないかと感じています。
    特に、草木や小枝の間の被写体にも迷わず、瞬時にピントを合わせることができるようになったことに感動しました。

  • シャッターチャンスを逃さない!
    鳥認識AF性能、かなり向上しています。

  • ▲目次へ戻る

  •  

  • 次のページは『2-5. 一瞬を逃さない!AF/AE追従最高50コマ/秒連写』>>

  •