ミラーレスカメラ Nikon Z fc レンズキット 実写レビュー!2/5ページ目
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2. 基本的な設定が一目で確認できる3つのダイヤル
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上部のたくさんあるダイヤルは、『@ ISO感度ダイヤル』『A シャッタースピードダイヤル』『B 露出補正ダイヤル』です。
このダイヤルを1つ1つ設定して、じっくり想いを込めて撮影するのを楽しむことができるのが『Z fc』の魅力の1つです。 -
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2-1. ISO感度設定
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撮影モードを【P】【S】【A】または【M】に設定するとISO感度を決められます。
ISO感度ダイヤルロックボタンを押しながら、ISO感度ダイヤルを回すとISO感度を変更できます。
ISO感度を高くして撮影すると、シャッタースピードを上げられるので、暗い場所での撮影や動いている被写体の撮影などに効果的です。
Z fc は常用で最高ISO51200まで設定できますが、撮影した画像のノイズが気になる場合は、ISO感度を低くしてください。 -
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2-2. カメラ初心者におすすめ「ISO感度自動制御」設定
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ボケ感を優先させて撮れる『絞り優先(A)』モードでスナップ撮影中、夕暮れ時のことです。
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カメラ初心者が陥る一眼レフが難しいという悩みの1つ、『急にブレはじめちゃった・・・どうしたらいい?』なんて困惑する場面でも大丈夫!
ISO感度で適正露出が得られないときに、カメラによる自動的なISO感度の変更をしてくれる設定があるんです。それが『ISO感度自動制御』。
いわゆる『ISO AUTO』を設定していなかったために、適正な明るさを保つためにシャッタースピードが遅くなってしまったんですね。
この設定をすることで、暗いシチュエーションでも、シャッタースピードを下げずに、ISOを上げて適正露出で撮影が出来るようになります。
でも究極、困った時には簡単に撮れる『AUTO』モードにして撮影もできますよ。 -
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ISO感度自動制御 設定方法
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「MENU」ボタンを押して、静止画撮影メニュー[ISO感度設定]の[感度自動制御]を[する]に設定すると、撮影モードP、S、A、Mで設定したISO感度で適正露出が得られないときに、カメラによる自動的なISO感度の変更ができます。
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ISO感度ダイヤルで設定したISO感度から、「制御上限感度」のISO感度までカメラが自動でISO感度の変更をします。
[しない]のままだと、ISO感度ダイヤルで設定したISO感度に固定されます。 -
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夜景の手持ち撮影も、『ISO感度自動制御』を設定しているおかげで、シャッタースピードを気にすることなく撮影ができました。
「この撮影時にはISO感度はいくつにしたらいいの?」というISO感度とシチュエーションがまだよくわからないカメラ初心者にとって、Z fcを購入したら、『ISO感度自動制御』をまず最初にするべきおすすめの設定です。
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2-3. シャッタースピード設定
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撮影モードを【S】または【M】にすると、自分でシャッタースピードを設定できます。
1/4000〜1/2秒、1〜4秒(赤文字)、B(Bub)、T(Time)、X(フラッシュシンクロ)、1/3STEP(1/3ステップ)から選ぶことができます。 -
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※1/3STEP、X・T・Bの設定は、シャッタースピードダイヤルロックボタンを押しながら、ダイヤルを回してください。
※1/3STEPに設定すると、メインコマンドダイヤルを回してシャッタースピードを変更することができます。 -
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2-4. 露出補正設定
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撮影モードが【M】以外では、露出補正が可能です。露出補正ダイヤルを回すと、カメラが制御する適正露出値を意図的にずらせます。
被写体を明るく撮影したいときは、+(プラス)側に、暗く撮影したいときは、−(マイナス)側に露出補正します。 -
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明るくすると優しい雰囲気に。暗くすると光が際立って重厚感のある雰囲気に。
露出補正を変えるだけで自分好みの表現ができます。