ミラーレスカメラ Nikon Z fc レンズキット 実写レビュー!3/5ページ目
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3. どちらがおすすめ?Z fc レンズキット
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初めてミラーレス一眼カメラ Nikon Z fcを買おうと思った時、レンズキットが2つあるからどちらにすればいいか悩みますよね。
さて、どうしよう・・・?そんなお悩みを解決できるように、どちらがいいか比べてみました。 -
3-1. Z fcとの相性チェック!まずはデザイン比較
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Z fc 16-50 VR SL レンズキット
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Z fc 16-50 VR SL レンズキットのレンズは、『NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR』です。
広角16mmから中望遠50mmまで※1の使いやすいズーム範囲で、広い風景やスナップ、ポートレート、さらにテーブルフォト、花やアクセサリーのクローズアップなど、いろいろなシーン、被写体の撮影に対応します。4.5段※2の高い手ブレ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵しており、光量の少ないシーンでも手持ちでアクティブに撮影できます。
※1 画角は35mm判(FXフォーマット)換算で24-75mmレンズの画角に相当。
※2 CIPA規格準拠。APS-Cサイズ相当(DXフォーマット)の撮像素子を搭載したカメラを使用し、カメラの手ブレ補正機能を[ノーマル]にしているとき。最も望遠側で測定。 -
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私の中では『NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)』推しだったのですが、シルバーのボディにはこのレンズのシルバーがかなりマッチしていますね。
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット のレンズは、『NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)』です。
「ニコン FM2」発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたヘリテージデザインのフルサイズ対応小型・軽量単焦点レンズで、滑り止めを兼ねた根元形状、存在感のあるコントロールリングも特徴的。クラシカルなデザインでめちゃくちゃカッコいい!!レンズ表記には当時のNIKKORレンズと同じ書体を用いているそうで、そう言われてみるとなんだか字体の可愛いさも増してきます。
デザインもさることながら、開放F値2.8の明るさと浅い被写界深度から生まれる大きく自然なボケを楽しむことができるレンズなので、同じところを撮ってもかなり画が違ってきます。
撮影していて楽しくなるスナップ撮影におすすめのレンズです。 -
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キットはカッコかわいくて、このデザインはもう間違いない!!
持っているだけで出かけたくなる、レンズキットですね。両方を並べて比べてみると、こんな感じ。
え、どうしよう・・・外観デザインだけでは迷ってしまいます。Z fcとの相性はどちらもかなり良さそうです。 -
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3-2. どっちが好み?実写レビュー
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デザインだけではどちらがいいか決められなかったので、さっそく写真を撮り比べてみましょう!
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Z fc 16-50 VR SL レンズキット
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近くに寄ったり離れたり。いろいろなシーンで自由に撮影を楽しめます。広角が撮れるので風景撮影が多い方にはこちらをおすすめしたいです。
大口径のZ マウントだからこそ実現できた高い解像力でボケ味も充分楽しめます。 -
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光学式VR機構内蔵なので、最高常用ISO感度51200のZ fc と組み合わせれば、日が暮れても手持ちで充分撮影ができます。
自由気ままに、撮りたいものを撮りたいように撮影できるレンズです。
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット
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28mm(35mm判換算42mm相当)って撮影していてちょうどいいんです。
単焦点レンズならではの柔らかいボケ感はもとより、近くに寄っても遠くを撮影しても、いい感じの風景撮影ができます。
あれ?こんなに綺麗だったけ?と思うくらい何気ない景色がこのレンズを通してみるとぐっと変わってくるので、思わず興奮しちゃいます。 -
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空の色もこんなに綺麗。シャッターを切るたびに写真がどんどん楽しくなる。
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楽しかった気分も、家に帰ってみるとブレブレ写真のオンパレードで撃沈(TT)。
技量とセンスがまだまだ未熟な私にとって、やや難しいレンズかもしれないと痛感いたしました。
でも、失敗の数だけお気に入りの写真が撮れた時の喜びは大きいんですけどね。
『Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット』は、この場面だったら、どう撮れるの?という期待に応えて、ワクワク感が止まらないレンズキットです。
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室内で物撮り比較
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日中、家のリビングで電球色の照明で、各々レンズキットでAモード、絞り値(F値)開放、ISOオートでイチゴを撮影してみました。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR レンズを焦点距離28mmに合わせ、NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)と同じ画角になるように撮影しています。
AとB、どのレンズキットかわかりますか? -
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お次は、窓の無い会議室で蛍光灯(昼光色)をつけて撮影。 -
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圧倒的にボケ表現がきれいだったのは、開放F2.8の明るい単焦点レンズの『Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット』。
でも、思っていた以上に『Z fc 16-50 VR SL レンズキット』のボケ表現が綺麗じゃないですか?
暗めの室内だと違いが出るかな?と思っていたのですが、Z fc のISO性能の恩恵もあって、『Z fc 16-50 VR SL レンズキット』でもノイズが出ることなく、かなり満足できる綺麗な写真を撮ることができました。
えーーー!!両方とも綺麗だから、さらに迷っちゃうではないですか?!
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3-3. かなり迷うけど、コレに決めた!
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デザインで比較しても写真で比較しても、甲乙つけがたい結果になってしまいました。
両方ともZ fcに合うデザインだし、写真だって両方とも本当に綺麗なんです。
この比較をすること自体、間違ってるんじゃないか?と思ったくらいです。
でも、あえて言うなら・・・ -
初めて一眼レフを購入するカメラ初心者の方には、まずは『Z fc 16-50 VR SL レンズキット』がおすすめ
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広域から中望遠ズーム域があるので、簡単に色々なシチュエーションを楽しめるはずです。そして、レンズに手ブレ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵があるのも嬉しい♪いい写真撮れた!と思っても、家のパソコンで見たらブレブレ・・・なんていう失敗も少ないはずです。
Z fc は、じっくりじっくり設定を学びながら撮影するのに適しているカメラだと思うので、まずはこのレンズキットで『一眼レフで撮る楽しさを味わって欲しい』と思います。
ゆくゆくは、単焦点レンズや望遠レンズなどを追加してステップアップしていけるのではないでしょうか。 -
ちょっとカメラに触れたことがある人には『Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット』が絶対におすすめ
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開放F値2.8の明るさ、柔らかいボケ表現。ファインダーを覗いた世界は明らかに違います。そのうえ、最短撮影距離0.19mの優れた近距離も可能だから、赤ちゃんのぷくぷくした肌を撮ったら、絶対に綺麗に違いない!!と、艶々のイチゴを撮影しながら想像していました。
しかも、このレンズは『フルサイズ対応小型・軽量単焦点レンズ』なので、これからさらにフルサイズカメラへのステップアップを考えている方は是非こちらでご検討ください。 -
以上が、あくまでムラウチドットコムphoto倶楽部としての感想です。
『Z fc 16-50 VR SL レンズキット』と『Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット』でどちらがいいのか迷った際、是非ご参考になさってみてください。 -
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この2つの魅力的すぎるレンズキット。
撮れば撮るほど、どちらがいいかわからなくなる・・・(^^;
あなたなら、どちらを選びますか?