OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO 実写レビュー 3/3ページ目
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6. GALLERY -90mmマクロレンズでお花撮影-
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6-1. マクロフラッシュ STF-8撮影
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『マクロフラッシュ STF-8』は、防塵・防滴・-10℃耐低温性能を備えた小型軽量設計のツインフラッシュです。
発光部は上方向60°、下方向40°の範囲で角度調整ができ、明暗を際立たせ立体感を強調させたり、専用ディフューザーで柔らかな光を実現することができます。
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昆虫館には、「キリン(giraffa)」を意味する名前の通り、長い顎が特徴的な外国産クワガタ『ギラファノコギリクワガタ』がいました。
少し暗めの室内でガラス越しに撮影。 -
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撮影も終盤、疲れも見え始めた時です。ガラス越しだしあまり期待しないで撮影したのですが、この画が撮れた瞬間、テンションが爆上がりです。
『キターーーーーー!!』
肉眼で見る時よりも、フラッシュを使わない時よりも、黒光りが強調されてかなり迫力が出ていると思います。
STF-8 マクロフラッシュは、「深度合成モード」や「フォーカスブラケット」を使ったフラッシュ撮影にも対応しているので、マクロレンズでお花や昆虫撮影をするときに、さらに表現の幅が広がるのではないでしょうか? -
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6-2. 近寄り過ぎてもフッ素コートだから大丈夫
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近接撮影はもちろん、望遠撮影もできる『M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO』レンズのキレのある画質に惚れ惚れしました。
このレンズは、お花撮影や昆虫撮影だけでなく、動物園でもこれ1本で充分楽しめます。 -
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スーパーマクロの写真が撮りたくて、つい夢中になりすぎてワーキングディスタンスを考えずに寄ってしまうこともあります。
万が一、レンズに花粉がついてしまっても、傷や汚れがつきにくいフッ素コーティングを最前面のレンズに採用しているから安心です。
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角度を変えて撮影すると違った世界が見えてくる -
『波平みたいだな?』
『いや、それを言うなら海平ですよ・・・』
そんなことを言われたけど、いいんです。
ふんわり優しいピンク色の世界を表現することができて満足♪
同じお花でも、深度合成モードでくっきり撮ったり、角度を変えて近接撮影してみたり、全く違う表現ができました。
こういう写真表現が楽しくて、カメラ沼にどんどんハマってしまうのです。
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7. まとめ
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今回、『M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO 』マクロレンズを実際に使わせていただけるということで、迷わず昆虫館に行きましたが、このレンズは、昆虫やお花をマクロ撮影するだけではなく、色々な表現方法ができる高性能レンズだということがよくわかりました。
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最初、マクロレンズはブレやすいしピントがシビアだからちょっと苦手なんだよなぁって思っていたカメラ初心者でしたが、最大7段(※)5軸シンクロ手ぶれ補正性能があるので、予想以上にピシャっと決まり、風に揺れる草花や動き回る虫たちも構図だけを意識して撮影することができ、マクロの世界を思いっきり楽しむことができました。そう、構図だけを考えてシャッターを切る、それが私の理想なんです(^^;
※ CIPA規格準拠。2軸加振時(Yaw/ Pitch) 半押し中手ぶれ補正:OFF 使用ボディ:OM-1
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さらに、『M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO』は、深度合成やプロキャプチャーモードにも対応しているので、より幅広い写真表現ができる面白さは、OM SYSTEM ならではだと思います。
しかも、見た目よりも軽量だから長時間撮影でも苦にならない!
やっぱりこれに勝るものはなしですね。
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また機会があれば、今回学んだワーキングディスタンスについてしっかり意識しながら、『M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO』で、手持ちハイレゾショットや、ハイスピードムービーにも挑戦してみたいなと心底思いました。(いつも近づきすぎて失敗してしまうので・・・)
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マイクロフォーサーズは、マクロ倍率が大きくて被写界深度が深い(フルサイズ比2段深い)ので、被写界深度の浅いマクロ撮影には適していると言われます。高倍率マクロ撮影はもちろん、遠方の被写体も高画質撮影ができる単焦点の望遠レンズとしてもキレのある高画質で撮影できる『M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO』は、まさに唯一無二と言える高性能望遠マクロレンズでした。
晴れた日も、雨の日も楽しめる!
超人気のこのレンズ、OM SYSTEM OM-1におすすめの1本です。
以上、ムラウチドットコムPhoto倶楽部でした。 -
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