13日目 緊急企画 元気ですか斉藤のAV用語集その1
石井 「せんぱ〜い。ようやく座布団9枚まできました。苦節12日。なんとか今月中に達成したいと・・・。ってことで早速おねがいしま〜す。とおもいきや、せんぱ〜い?」
斎藤 「なんだ。質問に整理がつかないのか?」
石井 「そうじゃないんです。この12日間いろいろおしえてもらったんですけど、今までの単語をもう少しかみくだいて話してくれたらってご意見も多々いただきまして。ここは先輩!お願いしますよ?題して‘緊急企画元気ですか斉藤のAV用語集’」
斎藤 「あっちこっち議題がそれるのもこのコーナーの特徴だね。でもAV用語なんていっぱいあるだろう?」
石井 「心配ご無用っすよ!よくお問い合わせがある用語をピックアップしましたから。早速わかりやすくTeach me ぷり〜ず!まずは‘ダイナミックレンジ’についてです。」
斎藤 「相変わらず微妙な英語だな?しかも脈絡なくいきなり‘ダイナミックレンジ’とは。まぁいいか。ダイナミックレンジっていうのは信号の再現能力を現す数値。最小値と最大値の比率でdB(デシベル)っていう対数の単位で表すんだ。健常者が聞こえる最小の音声信号レベルを0dBとする。例えばジェットエンジンの騒音信号レベルはおよそ120dB弱だ。しかし人間の耳は音声信号レベル120dB以上の音は痛みとして感じるんだ。つまり音響製品が記録できる音声レベルは120dBあればいいってことさ。人間の耳っていうのは、小さい音には鋭敏に大きい音には鈍くなるよう自動調整される優れた特性を備えてるんだ。数学的には対数的な特性と考えられている。ちなみにCDだとダイナミックレンジ97dB、SACDだと120dBまで記録できる性能をもってるんだ。」
石井 「さ〜すが、せんぱい!もう一丁おねがいしま〜す!!」
斎藤 「まっ、まてよ!まだ終わりじゃないんだ。ここで問題を出そうと思ったんだ。チャンスタイム問題だ。出来たら座布団をあげよう。それじゃあ問題。80dBの騒音の車が2台走っていたら何dBだ?」
石井 「かんたん、かんたん、80+80=160dBです!!」
斎藤 「ブッ、ブー!!160dBなんて君の鼓膜が破れちゃうかもしれないぞ〜。まあ簡単に座布団とはいかないよ。結構面倒な計算を行うんだ。答えは83dB。音のエネルギーが2倍になると3dB増加するんだ。もうひとつ。たとえばステレオの音量を70dBに下げたとしよう。下げた音量は3dBでたった4%下げただけと考えてはいけないんだ。さっきの車の話を思いだしてみよう。3dB下がったってことは1/2になったと解釈できるでしょ。でも不思議なことに人間の感じかたは‘かろうじて差がわかる’程度なんだ。音が実際1/2になったって感じるのは10dB下がったときで、なんと音のエネルギーが1/10になったときなんだ!!」
石井 「せんぱ〜い。すごいじゃないですか!まさに歩く知識マシーンっすね?ますます先輩って感じですよ!」
斎藤 「な〜んにもでないぞ。」
本日現在座布団9枚
明日は元気ですか斉藤のAV用語集 その2で〜す。
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